2009年11月24日火曜日

ネットワーク農縁+新庄水田トラスト+新庄大豆畑トラスト 合同企画
2009年12月13日(日) 収穫・感謝祭のお知らせ

会員の皆様へ

・12/13の出会いを楽しみにしています。(今田多一)
・収穫の喜びを皆さんと分かちあえれば最高です。(星川公美)
・心豊かに食生活を。農業を一緒に考えてください。(吉野昭男)
・皆さんとお話しできることを、たのしみにしています。(佐藤恵一)
・ようやく収穫することが出来ました。東京で会いましょう。(星川吉和)
・今年も“おっとっと”に替わってうかがいます。ヨロシクネ!(遠藤信子)
・なんだか”同窓会”の趣です。楽しみにして、いそいそ、わくわく・・・と。(佐藤あい子)
・新庄の美味しいものをいっぱい食べてみなさんと一緒に楽しくしたい。よろしくネ。(髙橋保広)

ネットワーク農縁生産者より

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2009年11月23日月曜日

クリントン国務長官(発言) 飢餓との闘いでGMが決定的役割 食料増産を助ける米国の主要手段

農業情報研究所(WAPIC)
09.10.17


ヒラリー・クリントン米国務長官が10月16日、「2007年以来60回もの食糧暴動で世界の安全保障を脅かすようになった飢餓との闘いにおいて、バイオテクノロジーが”決定的役割”を果たす」と語った。世界食料デーに因むビルサック農務長官との電話会談で、改善された技術(遺伝子組み換え=GM技術のことだ)が、諸国の食料増産を助けるために米国が利用する主要な手段の一つになると話したそうである。

 2050年までに世界食料生産を70%増やさなければ、91億人に増加する世界人口を養えなくなる(FAO:2050: A third more mouths to feed,09.9.23)、年に830億ドルもの途上国農業への投資が必要になる(FAO:On horizon 2050 - billions needed for agriculture,09.10.8)、地球温暖化によって2050年までに栄養不足の子供が2500万人増加するのを防ぐには農業研究・灌漑システム・インフラなどに年70億ドルの投資が必要になる(IFPRI:Climate change: Impact on agriculture and costs of adaptation,09.10.1)など、彼女も引用する最近の国連機関等の発表を真に受け、これに悪乗りしたものだろう。

 >> Biotechnology Is Key to Fighting Hunger, Clinton Says (Update1),Bloomberg,10.16

 食料問題や作物バイオテクノロジーについて、彼女がどれほどの見識を持っているというのだろうか。

 というより、どんな技術を使ったとしても、また土地の制約(これ以上の農地開発は、砂漠化と温暖化を加速させるだけである)と予測される気候変動のなかで、さらにはバイオ燃料用作物・植物の大増産も目論まれるなかで、70%の食料増産などまったくあり得ない話であることは、特別の見識などなくても分かり切ったことである。バイオテクノロジーがそれを可能にすると米国の技術を売り込むのは、特定集団を経済的に利するだけだったブッシュ政府の”イデオロギー”を少しも脱していないことを意味する。

 将来の食料問題を解決するのは、基本的には食料生産ではない。生産だけを見れば、現在の生産だけでも、現在の倍の人口も養うことができる。ストックホルム国際水研究所(SIWI)・国際水管理研究所(IWMI)の研究によれば、食べられる作物の収穫量は1人1日当たり4,600キロカロリー、つまり必要量の倍以上になる。にもかかわらず、収穫後の損失で600キロカロリー、一部を家畜に与えることで(肉などで取り戻される分を差し引いて)1200キロカロリー、流通過程と家庭における損失・廃棄で800キロカロリーが失われ、利用できるのは2,200キロカロリーに半減してしまうという(食料・水問題の解決には食料損失・廃棄の削減が決定的に重要ー新研究,08.5.26)。問題が”生産以後”にあることは明らかだ。

 その上、肥満・肥満病に悩まねばならないほどのカロリー過剰摂取がある。米国における1人1日当たり供給カロリーは、実に3754キロカロリー(2003年、FAOSTAT)にもなる(もう、化け物とでもいうしかない)。クリントン氏、食料増産よりも、お膝元の過剰消費を改めることが食料問題解決の一助になると知るべきである。GM技術による増産支援など、まったく余計なお世話である。

 [こう書いたからといって、とりわけ食料・栄養不足が深刻な途上国小農民の農業生産を持続可能な形で改善する必要性を否定するものではない。ただし、大規模モノカルチャーを不可避にするGM農業は排除されなばならない]


2009年11月1日日曜日

米国、GMテンサイ(サトウダイコン)の商業栽培承認に違法裁定!【転載記事】

09年9月22日米国カリフォルニア北地区連邦地方裁判所は、米国農務省(USDA)によるモンサント社の除草剤耐性(ラウンドアップレディ)テンサイの商業栽培承認は違法との裁定を下した。USDAは2005年の栽培承認に先立ち、重大な影響はないから環境影響評価書(EIS)の必要はないとしていた。

裁判所はGMテンサイの花粉が非組み換えのテンサイや近縁種のフダンソウ、テーブルビートと交雑し拡散する恐れがあり、これらの栽培農家が経済的損失を蒙ることから、あり得る拡散の結果を評価すべきとし、環境影響評価書の提出が必要と述べた。なお、改善のための法的手段に関しては未決定で、そのための審理は10月30日に開始される。

この裁定は、07年2月のGMアルファルファ違法裁定を踏襲したもので、GMアルファルファと同様にGMテンサイの商業栽培禁止へと発展する可能性がある。

GMアルファルファは、05年7月に米国農務省(USDA)はモンサント社の除草剤耐性GMアルファルファの商業栽培を承認したが、07年5月、カリフォルニア北地区連邦地方裁判所が、環境影響評価書が提出されるまで、全国的に禁止した。USDAは未だに環境影響評価書の提出を拒んでいるので栽培は禁止されたままである。

08年1月23日にUSDAのGMテンサイ商業栽培承認の差し止め提訴をした米国サンフランシスコのThe Center for Food Safety(CFS)、Organic Seed Alliance、Sierra Club、High Mowing Organic Seedsら、環境保護グループや有機栽培農家などの原告団は、GM作物栽培訴訟で連勝したことになる。これは米国において94年にフレーバーセーバー GMトマトが承認されて以来、既に商業化されたGM作物の栽培を差し止めた初の司法判断である。

日本はバイエルクロップサイエンス社とモンサント社のGMテンサイ3品種(いずれも除草剤耐性)を食用、飼料用に認可している。テンサイは、砂糖、ビートパルプ及び糖蜜に加工されたものが流通している。

ただ、砂糖用としてアメリカ産テンサイの輸入はないが、絞りかすを飼料用(ビートパルプ)として輸入している。糖蜜は、酵母、化学物質、医薬品の生産などに使用されている。今後GMテンサイの混入が避けられることを歓迎したい。

テンサイは他花受粉で、野生種、近縁種と交雑しやすく、風や昆虫によって運ばれる。裁判では、被告の科学者による交雑距離最高800メートルに対し、ひとつのレポートでは3200メートルの隔離距離で交雑は起こることや大気の状況によってはテンサイ花粉は24時間以内に、最高864,000メートル(864キロメートル)飛散し得ることが示された。GMテンサイの花粉汚染によって有機農家や非GM生産の農家が経済的損失を蒙ることは避けられない。

日本のGMイネなどの野外栽培実験指針に定められた交雑防止距離が、まさにこれと同等の問題を示している。

指針では、イネ30m、大豆10m、トウモロコシ600m(防風林がある場合は300m)、西洋ナタネ600m(周囲に1.5m巾の非組み換え西洋ナタネを作付けした場合は400m)。

これで交雑を完全に防止できるとはとうてい認められまい。上昇気流、強風、花粉源の広さ、気温、媒介生物、さまざまな要因を考慮すれば、野外栽培における交雑を完全防止できる距離を定めるのは困難だろう。

だからといって便宜的距離を定めるのは科学的真実から目を逸らし、災禍を先送りする無責任きわまりないものだ。GM栽培は汚染を避けられないとの認識にたてば野外栽培はしてはならないと判断するのがまっとうである。

モンサントのラウンドアップ(除草剤)耐性作物は、除草剤の恒常的な使用となり、ラウンドアップ耐性雑草の急速な出現を生んでしまった。現在、全米で、何百万エーカーも、スーパー雑草と呼ばれる除草剤耐性雑草によってコストと労力の大幅なアップで農家の収入減を引き起こしている。USDAデータの独立した分析(ベンブルック博士による)によると、組み換え作物が導入された1996年から2004年までの9年間で、米国では1億3800万ポンドの除草剤使用を増やしている。

これまで日本政府はGM作物栽培の開発、商品化を優先し、野外栽培実験を形ばかりの環境影響評価で強行し、交雑被害をうける農家や消費者の選択権をまったく考慮しないままで来た。政権交代による変革への期待として、環境汚染防止に真に有効な「栽培禁止」措置の実現を求めたい。(「いのちの講座」60号より)

【やすだせつこ.comより転載】
安田節子さんのご好意により転載させていただきました。



2009年9月18日金曜日

バリ島お米事情

事務局の根本です。
インドネシアのバリ島に行ってきました。
移動途中で見かけた棚田の写真を撮ってきたので、ご紹介します。


赤道直下にほど近いバリ島では、稲作は3期作だそうです。
日本の、東北出身の自分には、ちょっとイメージできません。


日本の棚田とちがって小さい。そして急斜面。
土手と畦(あぜ)も泥で固めてあるだけです。


3期作のせいか、田んぼによって成長がまちまちです。(奥は植えたばかりなのに、手前はけっこう育ってます)
1年中採れるから、いいのかな?

ここは棚田を見渡せるカフェになっていて、バリ島のコーヒーを飲むことが出来ます。
もともとは、ここも棚田だったのでしょう。


お米は、基本的には白米で食べますが、タイ料理などでもよく見かける玉子のせチャーハン=「ナシゴレン」がおいしくて安いです。(40~50円)


ご飯(ナシ)と、お好みのおかずが選べる「ナシチャンプルー」、50円。
「チャンプルー」=日本語の「ちゃんぽん」は、インドネシアでも通じるんですね。
飲食店は、どこも炎天下で営業しているせいか、ちょっと塩(+砂糖)がきつめでおいしい。
ふつうの野菜炒めも魚醤を使っているので、妙にコクがあります。


これは、おかわりでたのんだ「ミーゴレンチャンプルー」、30円。
(ミーゴレンは、やきそば。ミーは麺、ゴレンは炒め)
観光地に近いお店だったので、これでも現地価格よりは高めだと思います。

クタの裏通りにはもっと安くておいしそうな屋台が並んでいました。
ビニール袋に入った極彩色のスープやおかずは魅力的でしたが、時間切れで断念。

それと、バリ島で一番印象的だったのは、神へのお供え物(チャナン)。


チャナンはヤシの葉とお花で飾られた、かわいらしいお供えです。
バリ島でいちばん賑やかな都会のクタでも、朝と晩に、一軒ごとに置いてあるので、ぼんやり歩いていると思わず踏んづけそうになります。
ヒンドゥーの神々が生きているんですね。

2009年8月27日木曜日

山形県在来種のお米”さわのはな”、世界の「味の箱舟」に乗船!

阿部文子


 ノンフィクション作家の島村菜津さんは、スローフードジャパン「味の箱船」の担当でもある。
日本では、スローフードという言葉はスローライフやフェアトレードなどとともによく聞く流行ことばのように感じているが、実は、世界に広がる会員約8万人の世界的運動である。



 スローフード運動とは「・・・ただゆっくり食べることでも、ファストフード不買運動でもなく、食のグローバル化とともに世界を飲み込もうとしている味の均質化に抗い、土地土地の多様な味を守っていこう」
(「山形在来作物研究会報」島村菜津『在来種とスローフード』より)

という考えに基づいて、イタリアから起こった。

 基本的活動は、各国の会が、その土地土地の風土にあったやり方で活動するが、ゆるやかな指針が3つある。

①質のよいものを作ってくれる小さな生産者を守る
②子供たちを含めた味の教育
③ほっておけば消えそうな味を守る

この③に基づいて「味の箱舟」(アルカ)運動がある。



 ごく最近まで、東京のスーパーでは、大根といえばほとんど青首。
ジャガイモは男爵とメークイン。お米はコシヒカリが主流。リンゴやぶどうも2-3種類。

「味の均質化は化学調味料や大量物流によってばかりでなく、何より種から始まっていたのだ」(同)。


 日本では、仙台で「味の箱舟」の募集が始まった。大地を守る会が80年代から支援してきた岩手県の日本短角牛、北海道の八列とうもろこし、秋田のハタハタしょっつる、長野の親田辛味大根、山形の花作り大根や新庄水田トラストでもしっかり支援している”さわのはな”など。

 すでに9つが正式に世界の「味の箱舟」に乗船した。
特に山形のスローフード協会は、古株の貫禄のある協会である。

 大手スーパーに対抗すべく量から質への転換を図った「ワンストップ小山」の経営者・小山さんを会長として、気骨のある生産者が参加している。
銭金になるものを効率よく作るだけでなく、在来種を手間隙かけて作り続けている。

 ユーモアあふれる「味の箱舟」ツアーを開催したりして、山形の大地にスロー魂を根づかせている。

 BSE(狂牛病)に始まって、食中毒、表示偽装と効率ばかりを重視したフードビジネスの世界は、ますます、世界の消費者の信頼を失っている。
食の6割を海外に依存する日本には、独特のフードビジネスの問題が起こっても不思議ではない。

 「そんな中、在来作物を誰に頼まれるでもなく、ひょうひょうと作り続けている人がたくさんいる山形は、希望の先進地なのである。」(同)

そして、ひっそりとそれを支え続ける新庄水田トラスト会員も時代の希望なのである。


2009年エントロピー学会シンポジウム(第27回)案内


http://2009.entropy.ac/

テーマ: グローバル危機へのローカルからの挑戦
- 生命(いのち)と暮らしの視点から -

日時: 2009年 9月20, 21日
場所: 國學院大學渋谷キャンパス(東京都 渋谷区東4-10-28、渋谷駅から徒歩15分)
http://www.kokugakuin.ac.jp/guide/access.html

記念講演1: 「金融危機に対抗する地域再生の試み~ローカルからの新たな社会構想」
吉澤保幸(ぴあ(株)顧問・税理士、場所文化フォーラム代表幹事)
記念講演2: 「年越し派遣村から見えてきた日本と世界」
湯浅 誠(生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局
長) 
シンポ基調報告:「グローバル危機と地域・循環の再生~食・農・環境からの展望」
古沢広祐(国学院大学経済学部教員)
参加費
一般  一日2000円 2日間 3000円
学生  一日1000円 2日間 1500円

以下、詳細******************

第27回エントロピー学会シンポジウムプログラム

第27回エントロピー学会シンポジウム
「グローバル危機へのローカルからの挑戦?生命(いのち)と暮らしの視点から?」
プログラム
【9月20日】 会   場 1105教室
10:00 受付開始
10:30 開会挨拶 菅井益郎(エントロピー学会代表世話人)
10:40 記念講演 1 
「金融危機に対抗する地域再生の試み ?ローカルからの新たな社会構想?」(60分)
吉澤保幸(ぴあ(株)顧問・税理士、場所文化フォーラム代表幹事)
11:40 質疑応答(20分) 司会:藤堂史明

12:00 昼    食
13:00 全体シンポジウム 「食・農・環境からの地域再生・循環の可能性」
①問題提起 (30分)
古沢広祐(國學院大學経済学部教員)
13:30 ②コメント・報告
金子美登(霜里農場・NPO法人全国有機農業推進協議会代表)(報告15分)
桜井薫(NPOふうど副代表・自然エネルギー事業協同組合(REXTA代表理事)(報告15分)
向田映子(女性市民コミュニティバンク代表)(15分)
14:15 パネルディスカッション(1時間30分)

15:45 休    憩
16:00 記念講演 2 
「年越し派遣村から見えてきた日本と世界」
湯浅誠(自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長)(60分)
17:00 質疑応答(30分)
司会:藤田祐幸
17:30 終    了
18:00?20:00 懇親会(國學院大學有栖川宮記念ホール:若木タワー18階)

【9月20日】 9月21日 一般講演  1101教室
9:50 一般講演(09:50?11:55)
司会 藤堂史明・鈴木明
一般講演①藤堂史明                   
「エントロピー経済学と価値・価格」
一般講演②飛田守孝
「産業連関表から窺える日本の温暖化と汚染のエントロピー論的一考察」
一般講演③鈴木明
「エントロピー論に基づく企業のあり方」
一般講演④重村光輝
「地域の資源循環と経済活性化の課題」
一般講演⑤伊津信之介
「近代の終焉に遭遇しファーミングを志す」

12:00 昼    食 
13:00 一般講演(13:00?14:15) 
司会 井野博満
一般講演⑥桐山信一 黒川富秋
「エネルギー・エントロピー教材としての常温熱機関」
一般講演⑦桑垣豊
「価値分布のある需要供給分析について」
一般講演⑧勝木渥  
「温室効果のメカニズムはどのように思い描かれているか」

14:15 5分休憩・移動
14:20 自主企画①(14:20?17:00)             
「ドキュメンタリー映画『こつなぎ?入会の権利をめぐる百年の記録』」 + 解説 
14:50 企画:横浜セミナー(田中良)           
15:00 映画上映
あいさつ:制作者 菊池文代
映画の解説
16:50
17:00?17:30 総括集会+世話人会(1103教室)

【9月20日】 9月21日 自主企画2  1103教室
9:50
1103教室
自主企画②(09:50?11:40)      
日本ではなぜ再生可能エネルギーが普及しないのか               

企画:小泉好延・菅井益郎   
安藤多恵子
「日本の太陽光発電の問題点」
大東断
「世界と日本の再生可能エネルギーの現状と将来予測」
浅川初男
「太陽光発電現場からの問題点」
井田 均
「風力発電の世界と日本の現場からの報告」
小泉好延
「日本の再生可能エネルギー普及拡大の原則」
コメンテーター 福本敬夫

11:40
12:00 昼    食 

【9月20日】 9月21日 自主企画3  1103教室
13:00
自主企画③(13:00?14:50)     
生ゴミ資源化ノウハウ           
企画:中村修 
和田真理
「生ごみ資源化 全国の自治体の取り組み状況」
西俣先子、遠藤はる奈、小泉佳子
「各地の生ごみ資源化取り組み事例」
中村修
「広域行政のさらなる広域化で、循環の取り組みと、焼却炉3分の1削減、コスト削減」

14:50 10分休憩・移動

【9月20日】 9月21日 自主企画4  1103教室
15:00
自主企画④(15:00?16:50)         
小水力の歴史と課題           
企画:中村修 
中島大
「小水力の課題と展望」
永井健太郎
「動力としての水力?日本・欧州の産業革命?」
松尾寿裕
「小水力の事例報告」
畑中直樹
「美郷町における小水力の可能性 投資とその波及効果に関する考察」
16:50
17:00?17:30 総括集会+世話人会(1103教室)

【9月20日】 9月21日 自主企画5  1104教室
09:50
自主企画⑤(09:50?11:40)     
エントロピー論再考2009      企画:桑垣豊(関西セミナー)       

安田祐介
「エントロピー増大”速度”」
川島和義
「無常系で考えるエントロピー論」
馬場浩太
「エントロピー論の新しい展開の可能性のために」
桑垣豊
「エントロピーが捨てられないのが問題か」 
11:40
12:00 昼    食

【9月20日】 9月21日 自主企画6  1104教室
13:00
自主企画⑥(13:00?14:50)
悪循環する金融危機と政治危機                        

企画:「金融・財政問題自主研究グループ」(青木秀和)
青木秀和
「金融財政政策に出口なし?29年恐慌との決定的相違点」
河宮信郎
「世界金融バベルの塔:歴史的建設過程と一挙的瓦解」
泉留維
「フレデリック・ソディの貨幣・金融改革論の再考」
森野栄一
「偽りの請求権分配:モーリス・アレの「資本課税及び貨幣改革論」再考」

14:50 10分休憩・移動

【9月20日】 9月21日 自主企画7  1104教室
15:00
自主企画⑦(15:00?16:50)    
地域社会経済論事始め                            

企画:田中伸一(関西セミナー)
田中伸一
「農林水産業の復活及び地方への労働力シフトの流れと新たに生じる諸課題」
深澤竜人
「循環型社会構築の礎としての非農家の農業参画に関して?必要労働量・規模・経費から小規模農業の有効性を検討」
森住明弘
「パソコンリサイクルは地域経済活性化の切り札」

2009年8月2日日曜日

低周波音って?

田中正治


現在、事務局の阿部さんと僕が住んでいる千葉県・鴨川と南房総市の境に、巨大風力発電建設計画が持ちあがっています。今現地では急速に住民の反対の声が上がっています。
いろんな問題が浮き彫りになってきていますが、ひとつ不気味なのは、風力発電機が出す低周波音です。
すでに建設され発電が開始されている、各地の風力発電周辺の住民から悲鳴が上がっています。

風力発電ではないのですが、僕は11年ほど前に、冷蔵庫の低周波音にやられ、その後数年間、頭痛、不眠、肩こり、眼痛、倦怠・・・に悩まされた経験があります。

そのとき、読んだ「低周波公害のはなし」(汐見文隆著)を、今もう一度読み直しています。汐見氏は当時、被害者住民の側に立って、人々の痛みと苦しみを感じようとし、励ましてくれたただ一人の専門家だったように記憶しています。汐見氏は今も83歳の高齢でありながら、なお志を貫き、人々のために闘っておられます。
「低周波音公害を語る」汐見文隆 公式サイト


「低周波公害のはなし」の中で、僕の心に留まったところをご紹介します。風力発電問題を考えるヒントにしていただければ幸いです。

★低周波音とは?・・・・・・・・・・・
・「音とは、空気中を伝わる波(空気振動)のこと」「その1秒間の振動数をヘルツ(Hz)という単位で呼ぶ」
・「一般の人の耳は、20ヘルツから2万ヘルツの間の音を聞き取ることが出来る」
・「人間の会話は通常500~2000ヘルツ前後で行われ」る。
・「100ヘルツ以下になると耳の感度が急速に低下する」
・100ヘルツ以下の音を低周波音といい、一般には、人間の耳には聞き取りにくい。
・20ヘルツ以下を超低周波音といい、一般には、人間の耳には聞こえない。

@ちなみに「南房総風力開発KK」の「風力発電所事業計画」書によれば、・・・・・・・・・・
彼らは「風車直下」で計測している。「風車直下」は、”灯台下暗し”で影響は少ない盲点のはずです。
しかも「超低周波音」のみ計測、公表していて、「低周波音」は計測していないか、計測していても何か公表したくない結果が出てきたのかもしれない。
そうした結果「したがって人体に感知される超低周波音は、風車周辺には存在しないと判断される」といっている。
どうもまやかしが隠されているようだ。

★低周波音の発生源は、・・・・・・・・・
・工場の機器(エンジン、ポンプ、ボイラー、モーター・・・)
・輸送機器(自動車、電車、航空機・・・)
・家庭電化機器(冷蔵庫、エアコン、掃除機・・・・)
・タービン(風力発電・・・・)

★「音の強さ(エネルギー)は、音の圧力の2乗に比例」する。音の圧力の単位はデシベル(dB)。

★基準は被害者にあり・・・・
・「低周波音には規制の基準がありません。したがって、低周波を測定し、
その数値をよりどころに、堂々と胸を張って被害を訴えることが出来ます。基準のないことが被害者の救いにもなりうるのです」。「現在、基準は行政や企業のためにあるのであって、住民のためにあるのではない」

★低周波音の被害症状・・・・・・・
・不定愁訴(頭痛、いらいら、疲労感 、肩こり、腰痛、体の不調、不眠、胸の圧迫感、耳鳴り、目や耳の痛み)

★聞こえない騒音?・・・・・・・・・
・一般には、低周波音は聞こえにくく、超低周波音は聞こえないといわれます。しかし被害者には聞こえるのです。
・さまざまな表現がされますが、グア~ン、キィ~ン、蜂の大群がうなっている音、という表現もあります。

@僕の経験では、無数の金属音の共鳴音。目を閉じると大波がうっているのです。耳栓をするとかえって、金属音だけがとぎ澄まれてきつくなります。むしろ雑音があるほうが楽なのです。相殺してくれるのでしょう。
風力発電の会社が、”二重窓にさせていただきます”と提案しますが、これは曲者で、二重窓にすると、雑音が消え、その分、低周波音が純粋に鋭く聞こえてくるのです。僕も思いつくあらゆる対応をしましたがダメでした。
結局、音源をなくすか、音源から遠く逃げるしかないのです。

★脳で聞いている音?・・・・・・・・・・・・・
・雑音は耳で聞いていると確信できますが、低周波音は「耳を介しない脳への直接作用としてみたほうが理解しやすい場合がある」、「睡眠中のゆっくりした脳波の時に、もっと早い低周波音が着たら眠りが妨げられる」
・「低周波音の周波数は、人体の普通の細胞にもなじめる周波数」

@雑音は耳で聞いている感じがしますが、低周波音は、僕には骨で聞いている、あるいは神経で聞いていると思えてなりませんでした。雑音は弱いエネルギーですが、低周波音は強いエネルギーのせいなのかも知れません。
骨や神経に差し込んでくる感じなのです。全身を不快に重苦しくしていきます。低周波音は、ガマンできない。

★低周波公害の4段階
・第1段階(不感期)・・・・・なんともない。感じない。聞こえない。
・第2段階(前駆期)・・・・・うるさいな~、いやだな~と思っている。身体的症状はなし。
・第3段階(移行期)・・・・・もうガマンできない。低周波音が聞こえる。
・第4段階(完成期)・・・・・いろんな症状が出る。まったくガマンが出来ない。医者のはしご。

@僕の場合、冷蔵庫のブーンという音が耳につき出して、2週間くらい後には、耐え難くなり引っ越しました。

★交感神経と副交換神経・・・・・・・・・・・
・「低周波音に対しては、交感神経が緊張しているときは平気であり、副交感神経が緊張しているときは、敏感であると考えることが出来る。活動している人はよいが、休養している人はたまらんというわけです」

@確かに、昼間活動しているときは比較的ましなのですが、夜、休んでいるときは、ガンガン、グイグイと低周波音は体に鋭く入り込んできます。だから風力発電の被害者たちは、”とにかく夜だけでもまずとめてくれ!」と叫んでいるのでしょう。
夜は、別にアパートを借りて、そこに寝にいっていましたね。