2011年6月27日月曜日
【原発関連】農水省、放射性物質が混じった汚泥を肥料に
東日本を中心に各地の下水処理施設の汚泥などから放射性物質が検出されている問題で、農林水産省は放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり200ベクレル以下のものについては、流通ルートなどを管理したうえで、肥料として利用できるとする新たな基準をまとめました。
放射能汚染された汚泥をなぜわざわざ肥料にする必要があるのでしょうか。
汚染されていない土壌まで汚染されてしまうのではないでしょうか。
詳しくは・・・・
農林水産省 意見の窓口
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110624/k10013755421000.html
代表電話 03-3502-8111
https://www.contact.maff.go.jp/voice/sogo.html
2011年6月26日日曜日
【原発シンポジウム】『食品の放射能汚染とどう向き合うか』2011年6月25日
【転載】遺伝子組み換え食品を考える中部の会
シンポジウム
東北大震災・原発事故
食品の放射能汚染とどう向き合うか
被災地生産者・生協からのメッセージ
2011/6/25 鯱城ホール(名古屋市伏見ライフプラザ5階)
●第1部
講演:河田 昌東(敬称略)『チェルノブイリ救援・中部』『遺伝子組み換え食品を考える中部の会』
『福島とチェルノブイリからのメッセージ』
●第2部 シンポジウム
・大内 信一:『二本松有機農業研究会』
・佐藤 孝之:『あいコープふくしま』
・大石 光伸:『常総生協』
・河田 昌東
・パネルディスカッション
司 会:斎藤まこと:『わっぱの会』『名古屋市会議員』
賛同団体(受付順/敬称略)
自治労名古屋学校支部、日本有機農業研究会、食と環境の未来ネット、道長、こだわり農場すずき、くらしを耕す会、食政策センタービジョン21、あいのう流通センター、オルター金沢、みどり共同購入会、アースネット・なごや、名古屋生活クラブ、土こやしの会、NPO法人わっぱの会、神戸消費者クラブ、共同購入れんげ畑、NPO安全なたべものネットワーク・オルター、(社)全国愛農会、おむすびマーケット実行委員会、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、社会福祉法人・愛光園ひかりのさとファーム、麸屋藤商店、(有)スィンセリティー、福津農園、九州産直クラブ、パインフーズ、フードオアシスあつみ、あいコープふくしま、常総生協、秀明自然農法ネットワーク、にんじんCLUB、なごや国際オーガニック映画祭実行委員会、(有)カンホアの塩、光食品、GOEN農場、ちろりん村宅配センター、オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村、編集ワーカーズ・コレクティブ・ウィル、県民生活協同組合やまゆり、原発問題を考える尼崎住民の会、(株)よつ葉ホームデリバリー京滋、東和フーズ株式会社
賛同個人(受付順/敬称略)
高橋龍郎・淳子(山形県鶴岡市)、安部太郎(名古屋市)、水原博子(愛知県岩倉市)、森崎典子(名古屋市)、沖 章江(愛知県岡崎市)、生井兵治(茨城県土浦市)、滝川正子(名古屋市)、北川れん子(兵庫県)
主 催 :食の安全を考える中部の会
事務局 :食と環境の未来ネット
住 所 :愛知県名古屋市東区葵1丁目14-3
Eメール:nonchan-milk@athena.ocn.ne.jp
TEL :052-937-4817
シンポジウム
東北大震災・原発事故
食品の放射能汚染とどう向き合うか
被災地生産者・生協からのメッセージ
2011/6/25 鯱城ホール(名古屋市伏見ライフプラザ5階)
●第1部
講演:河田 昌東(敬称略)『チェルノブイリ救援・中部』『遺伝子組み換え食品を考える中部の会』
『福島とチェルノブイリからのメッセージ』
●第2部 シンポジウム
・大内 信一:『二本松有機農業研究会』
・佐藤 孝之:『あいコープふくしま』
・大石 光伸:『常総生協』
・河田 昌東
・パネルディスカッション
司 会:斎藤まこと:『わっぱの会』『名古屋市会議員』
賛同団体(受付順/敬称略)
自治労名古屋学校支部、日本有機農業研究会、食と環境の未来ネット、道長、こだわり農場すずき、くらしを耕す会、食政策センタービジョン21、あいのう流通センター、オルター金沢、みどり共同購入会、アースネット・なごや、名古屋生活クラブ、土こやしの会、NPO法人わっぱの会、神戸消費者クラブ、共同購入れんげ畑、NPO安全なたべものネットワーク・オルター、(社)全国愛農会、おむすびマーケット実行委員会、遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、社会福祉法人・愛光園ひかりのさとファーム、麸屋藤商店、(有)スィンセリティー、福津農園、九州産直クラブ、パインフーズ、フードオアシスあつみ、あいコープふくしま、常総生協、秀明自然農法ネットワーク、にんじんCLUB、なごや国際オーガニック映画祭実行委員会、(有)カンホアの塩、光食品、GOEN農場、ちろりん村宅配センター、オアシス21オーガニックファーマーズ朝市村、編集ワーカーズ・コレクティブ・ウィル、県民生活協同組合やまゆり、原発問題を考える尼崎住民の会、(株)よつ葉ホームデリバリー京滋、東和フーズ株式会社
賛同個人(受付順/敬称略)
高橋龍郎・淳子(山形県鶴岡市)、安部太郎(名古屋市)、水原博子(愛知県岩倉市)、森崎典子(名古屋市)、沖 章江(愛知県岡崎市)、生井兵治(茨城県土浦市)、滝川正子(名古屋市)、北川れん子(兵庫県)
主 催 :食の安全を考える中部の会
事務局 :食と環境の未来ネット
住 所 :愛知県名古屋市東区葵1丁目14-3
Eメール:nonchan-milk@athena.ocn.ne.jp
TEL :052-937-4817
2011年6月25日土曜日
【原発アクション】ふくしま集団疎開裁判
Video by OurPlanet-TV
2011年6月24日午後、福島地裁郡山支部に、郡山市を相手に郡山市の小中学生14名が年1ミリシーベルト以下の安全な場で教育を実施するよう求める裁判(仮処分)を申し立てが行われました。
記者会見では、ロンドンの欧州放射線リスク委員会(ECRR)科学議長のクリス・バズビー博士と、ハワイの通訳・森田玄氏(きくちゆみさんのパートナー)、それと郡山の会場をスカイプでむすび、中継されました。 Video streaming by Ustream
クリス・バズビー博士
・ECRR クリス・バズビー博士 スカイプ・メッセージ
その1:メッセージ【13分31秒】
その2:Q&A【64分42秒】
2011年6月23日木曜日
【原発アクション】佐賀県知事へ玄海原発停止を要請しよう。電話・FAX・メール・ツイートで!
定期検査でとまっている九州の玄海原発2号基と3号基。
地元の佐賀県玄海町の町議会が「再開賛成」し、九州電力は夏の電力不足を理由に、6月中にも運転再開の考えと報道されています。
【原発関連】白血病は全国の6倍 原発のある玄海町
http://suiden-trust.blogspot.com/2011/06/blog-post_13.html
玄海原発にはこのまま休んでもらいましょう。
佐賀県知事へ、電話や、FAXや、メールや、ツイートで、玄海原発を再開しないよう呼びかけませんか。いま声をあげることが、原発のない日本への大切な一歩になります。
佐賀県 秘書課 FAX:0952-25-7288 TEL:0952-25-7007
原子力安全対策課 FAX:0952-25-7269 TEL:0952-25-7081
佐賀県知事 ツイッターアカウント:@furukawayasushi
佐賀県知事あてメールフォーム https://www.saga-chiji.jp/teian/top.html
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/35270
現在、54基ある日本の原発のうち、35基がとまっています。2012年6月までに全ても原発は定期点検などで停止します。ただし、運転再開しないならです。
現在原発への不信感が全国に渦巻いていますので、運転再開OKには及び腰の自治体が多いのですが、どこかひとつの自治体が運転再開OKすると後に続くところが出てくるでしょう。
したがって、モグラたたきのように、運転再開OK使用とする自治体に再開しないよう要請することが大切です。原発が運転再開するのは地元の了解が必要なのです。地元とは住民なのですが、世間レベルでは、自治体の首長や議会ということになってしまっています。
今の焦点は玄海原発です。電話や、FAXや、メールや、ツイートよろしく。
でも、原発が運転STOPしてしまうと夏の電気足りないんじゃない?と思っておられるかもしれません。でも、大丈夫。
・「節電しないと今夏、大停電」もウソ―週刊東洋経済が記事掲載
・原子力発電所の停止で大停電がやってくる―。夏の電力最盛期を1ヶ月後に控え、6月1日、スーパークールビズが始まった。今夏は原発事故を起こした東京電力だけでなく、九州電力「玄海」のように、定期点検中の原発も再運転が危ぶまれており、全国的に電力不足に陥るという予想が台頭。
東電管内などでは、家庭や企業に対して「一律15%」の節電を要請する構えだ。が、一部では「夏の停電説は、原発が必要なことをアピールするプロパガンダではないか」との見方が広がっている。(中略)3・11原発震災後、今年の電力供給は一時危ぶまれたが、その後休止中の火力発電を立ち上げることで供給能力が回復。
現状では、今夏のピーク時電力需要予想5500万kwに対して、供給能力予測が5620万kwと、すでに想定需要を上回っている。(中略)「こんなにハイペースで引き上げられるのは、もともと能力を隠していたと勘ぐられても仕方ない」(業界関係者)。そもそも、3月に行った計画停電は、原発に加え火力発電が被災したことによる供給量の低下の影響も多かった。「頑張れば停電しなくて済む日もあったはずだ。東電や政府は、その情報を正確に伝えず、世論を操作したのではないか」と、名古屋大学大学院環境研究科の高野雅夫准教授は指摘する。
一方、政府の要請によって浜岡原発の全原子炉を停止した中部電力では、2011年度に占める原子力の電源構成はわずか12%。「原発を止めたとしても水力と火力だけで3000万kwの設備容量があり、今年のピーク容量見通しは賄える」(高野准教授)
夏場のピークといっても、「実際は夏場の数日間、しかも数時間程度。その9割は事業所が使用する。工場の休み時間を1時間ずらすなど、ピークを下げるやり方はいくらでもある」。(同教授) また、家庭部門でも、「電気湯沸かし器など、電力消費量の多いものを使うのをやめればバブル期の水準まで消費量を落とせる」。(出典、週刊東洋経済6月11日号)
【原発アクション】NHKスペシャル“フクシマ後”の世界
NHKで以下の番組に向けてアンケートをとっています。
「あなたは今後、原子力発電所をどうすべきだと思いますか?」
ぜひ、それぞれ意見出しましょう。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
NHKスペシャル
“フクシマ後”の世界
~私たちは原発とどう向き合うのか~
7月9日(土)19:30~
http://www.nhk.or.jp/genpatsu/
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
原発への依存を続けるのか? それとも、新たなエネルギーの可能性を信じ、舵を切るのか?
“フクシマ後”の今、日本は、そして世界は、大きな選択を迫られている。
7月、私たちは最初の岐路に直面する。定期点検を終えた各地の原発を運転再開するのかどうか-。想定以上の津波や新たな活断層の危険性に対して、安全は確保できるのか。この大きな問いに政府は、国民が納得できる回答を示せていない。
一方、いち早くドイツやスイスは“脱原発”を決めた。アメリカは、原発維持という政府の方針に対して、電力会社が不採算を理由に新規建設を中止するなど、その「選択」は揺れている。
“フクシマ後”の日本の原発と、世界各地の現場をルポ。その実態を受け、有識者による徹底討論で、日本の原発の行く末を考えていく。
【原発アクション】9/19「原発にさようなら集会」東京・明治公園
◆◆◆原発にさようなら集会◆◆◆
日時……2011年9月19日 13:30~
場所……東京・明治公園
集会規模……5万人(集会後、パレードがあります)
福島第一原発事故を受け、ルポライターの鎌田慧さんらが15日、東京都内で記者会見し、9月19日に東京・明治公園で5万人規模の「原発さようなら集会」を開催し、1000万人を目標にした署名活動も始めると発表した。
呼びかけ文は、=原子力と人間の共生など、けっしてありえないことなのですが、それに気づいていながらも、私たちの批判の声と行動があまりにも弱かった、と深く悔やんでおります。
いま原発を拒否する声はさまざまな運動となって広がっていますが、私たちはこれまでの怠慢を反省し、政府や財界や電力会社などが、原発推進の巻き返しにでないためにも、さらに大きな市民の力で、原発依存の生活から脱却する道をあゆみだしたい、と念願します。=
呼びかけ人は、作家の大江健三郎さん、瀬戸内寂聴さん、ミュージシャンの坂本龍一さんら。原水爆禁止国民会議(原水禁)などでつくる実行委員会が支援する。
原発の新規建設計画の中止や浜岡など既存原発の計画的廃止を求める。
会見では作家の澤地久枝さんが「国会は政治ごっこ。被曝の歴史を背負っているのに、世界に対して恥ずかしい。原発を止めたい」と訴えた。
2011年6月17日金曜日
【原発アクション】さようなら原発1000万人署名
東京電力福島第一原発の事故を受け、ルポライターの鎌田慧さんや音楽家の坂本龍一さんらが呼びかけ人となり、国に「脱原発」への政策転換を求める1千万人の署名運動が始まった。9月19日には東京・明治公園で5万人規模の「原発にさようなら集会」も開く。http://www.peace-forum.com/no_nukes/
呼びかけ人は、ほかに経済評論家の内橋克人さん、作家の大江健三郎さん、澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さんら。原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などでつくる実行委員会が支える。
署名は、原発の新規計画中止と既存原発の計画的廃炉や、自然エネルギーを中心に据えた政策転換などを求めている。来年2月まで集め、衆参両院議長と首相に提出する計画という。
15日会見した鎌田さんは「若者や女性に脱原発の運動が広がっている。こうした人たちとつながっていきたい」。澤地さんは「原発は未来世代の問題でもある。署名は子供も参加できる。1千万人は現実的な数字だ」と話した。
署名はオンラインから行えるほか、署名用紙はホームページ「さようなら原発 1000万人アクション」(http://www.peace-forum.com/no_nukes/)から入手できる。問い合わせは原水禁(03・5289・8224)へ。
【映画】「未来の食卓」緊急上映会
【転載】緊急上映会「未来の食卓」
食卓から始まった小さな奇跡が、人々の幸せを紡いでいく南フランス・バルジャック村の1年間を描きオーガニックブームを巻き起こしたドキュメンタリー!!
>公式サイト
ゲスト ジャンポール・ジョー監督とベアトリス・ジョーさん(予定)
「私たちは遺伝子組み換えと原子力を主なテーマにしています。なぜなら、どちらも一度何かが起きてしまえば取り返しがつかない被害をもたらしてしまうからです。」
日 時 | 2011年6月25日(土) |
プログラム | 13:00~15:00「未来の食卓」上映 15:00~16:00 監督ご夫妻とのディスカッション(予定) |
場 所 | 生活クラブ生協・東京 赤堤館(世田谷区赤堤4-1-6) 東急世田谷線「松原」駅より徒歩1分。 京王線「下高井戸」駅より徒歩8分。 会場地図 |
定 員 | 30人 |
参 加 費 | 500円 お茶とお菓子を用意します。 |
★会場の都合上、人数に限りがありますので事前にご連絡ください。
「未来の食卓」
美しい自然に囲まれた南フランス、バルジャック村。
ショーレ村長は子供たちの未来を守るため“学校給食と高齢者の宅配給食をオーガニックにする”と いう前例のない試みに挑戦しました。
大人たちは「オーガニックは値段が高いのに、村の財政でまかなえるのか」と戸惑っていましたが、オーガニック給食や学 校菜園での野菜作りを通して、自然の味を覚えた子供たちに巻き込まれ、小さな村は少しずつ変化していきます。
【主催】遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン
【問い合せ先】〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-9-19-207
Tel:03-5155-4756 Fax:03-5155-4767
Eメール:office@gmo-iranai.org
2011年6月15日水曜日
【緊急署名】避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を
【転載】FoE Japan
福島の子どもたちを守るための緊急署名
避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を
2011年6月10日
FoE Japan、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)、グリーン・アクション、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)、国際環境NGO グリーンピース・ジャパンは、以下のような署名を呼びかけています。ぜひご協力をお願いします。
>オンライン署名フォーム
>紙の署名フォーム[PDF]
1次締切:6月20日、2次締切:6月30日、最終締切:7月5日
*いただいた署名は、原子力災害対策本部、福島県、文部科学省、厚生労働省宛に提出します。
*署名・住所は、日本政府宛の要請文書に記載させていただく以外は公開されません。
賛同団体募集
本署名の呼びかけに協力いただける賛同団体を募集中です。随時、ホームページ等の案内に団体名を表記させていただきます。こちらのフォームよりお申込みください。
>団体賛同用フォーム
【要請書 内容】
原子力災害対策本部長 菅 直人様
福島県知事 佐藤 雄平様
文部科学大臣 高木 義明様
厚生労働大臣 細川 律夫様
避難・疎開の促進と法定1ミリシーベルトの順守を
福島の父母たちの訴えおよびそれを支える市民運動によって、文部科学省は5月27日、今年度の学校における被ばく量を「年1ミリシーベルトを目指す」としました。しかしこれは、学校外の被ばく、事故直後の3月の被ばく、内部被ばくを考慮したものではありません。
既に、子どもたちの被ばく量は1ミリシーベルトの数倍にも達しており、福島県内でも、早急に避難・疎開、夏休みの前倒し等の被ばくの低減を、行政が主導して行うべきだという声が高まっています。
私たちは政府および福島県に対し、以下の措置を速やかに実行するよう求めます。
1.特に放射線量が高い地域において、避難・疎開・夏休みの前倒しを促進すること。とりわけ、子ども、乳幼児、妊婦の避難・疎開を実施すること。
福島県内外の多くの地域で、積算線量が年間の線量限度である1ミリシーベルトを大きく超えています。空間線量が高い状況は一向に改善されないため、これらの地域に滞在し続ける市民は、内部被ばくを含めて、今後もさらなる被ばくが強いられます。
被ばくの影響を最小限に抑えるためにも、そのリスクが十分知らされた上で、線量が低い地域への避難が急がれます。とりわけ、放射線に対する感受性が高い子ども、乳幼児、妊婦の避難・疎開、夏休みの前倒しを最優先に実施すべきです。文科省は、夏休みの前倒しは学校長の判断により行われるものとしています。すみやかに実行すべきです。
2.子どもを含む県民の内部被ばく検査(ホールボディカウンターによる検査)を実施すること。
現在の国および行政の対応は、内部被ばくをほとんど考慮に入れていません。実際には、食物の摂取やほこりの吸引等に由来する内部被ばくの影響はかなりあると考えられ、県民の間に不安が高まっています。
希望する県民には誰でも、自らの内部被ばくの実態を知るためにホールボディカウンターによる検査を受診できるようにし、詳細な検査データを本人に開示すべきです。
3.低線量被ばくのリスクを軽視する山下俊一・長崎大学教授を、現在の福島県の放射線リスク・アドバイザーおよび県民健康管理調査検討委員会から解任すること。
現在、福島および関東圏における子どもたちの安全を確保する上で、もっとも注意を払うべきなのは、長期的な低線量被ばくの影響です。山下俊一・長崎大学教授は、低線量被ばくのリスクを軽視し、「100ミリシーベルトまでは、妊婦も含めて安全」との言動を福島県内で繰り返しています。
原子力安全委員会は、20ミリシーベルトを安全とする委員や専門委員はいないと述べていますが、山下氏の言動はこれに反しています。国際放射線防護委員会(ICRP)も含め、低線量被ばくであっても線量に応じて影響が出るとするモデルが国際的な常識であるのにもかかわらず、同氏は、それを無視しています。
山下氏は医師向けの文書では「10~100ミリシーベルトの間で発がんのリスクを否定できない」と全く異なることを述べています。低線量被ばくを軽視する人物が、県民の健康をあずかるリスク・アドバイザーであることは、非常に問題です。県民のリスク・アドバイザーなどには、低線量の被ばくリスクを認識する立場をとる科学者が求められます。
4.現在の法定の年1ミリシーベルトを順守すること。内部被ばくも含めた事故直後からのトータルな線量を含めること。年20ミリシーベルト(毎時3.8マイクロシーベルト)基準を撤回すること。食品の暫定規制値に関しては、年1ミリシーベルトが可能な値とすること。
現在、福島県も含め、公衆の線量限度は、「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律」などで年1ミリシーベルトと定められています。行政は、内部被ばくも含めたトータルな線量において、この規定を順守すべきです。
4月19日に、文科省が福島県に発出した校庭利用の暫定目安となっている通知に記載されている年20ミリシーベルト、校庭において毎時3.8マイクロシーベルトは撤回すべきです。また、現在の食品の暫定規制値(「飲食物摂取制限に関する指標」)では、規制を守ったとしても最大で年17ミリシーベルト(注)の被ばくを受ける可能性があります。食品の暫定規制値は年1ミリシーベルトを順守できる値とすることを求めます。
(注)今般採用されている食品の暫定規制値の算出根拠については、原子力安全委員会『原子力施設等の防災対策について』(昭和55年6月制定、平成22年8月一部改訂)「付属資料14 飲食物摂取制限に関する指標」および食品安全委員会『放射性物質に関する緊急とりまとめ』(2011年3月)を参照。
●呼びかけ団体
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク
福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
国際環境NGO FoE Japan
グリーン・アクション
美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
●連絡先
国際環境NGO FoE Japan
Tel: 03-6907-7217(平日のみ) Fax: 03-6907-7219 E-mail: finance@foejapan.org
<賛同団体>(6月12日現在、申し出順)
エコアクション虔十の会(けんじゅうのかい)
原水爆禁止調布市民会議
日本バプテスト連盟災害対策本部
ハイロアクション福島原発40年実行委員会
STOPプルサーマル!ふくしま
ナマケモノ倶楽部
特定非営利活動法人 日本消費者連盟
ウィンドファーム
原発・核燃とめようかい
岐阜ネパール会
徳山ダム建設中止を求める会
平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声
環境エネルギー政策研究所(ISEP)
nonukesとエコ・東濃
もりもりAomori
PEACE LAND
ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン
福島原発の廃炉を求める有志の会
グリーンピースサポーターズクラブ熊本
「脱原発の日実行委員会」
みどりの未来・ふくしま
ピース・フィロソフィー・センター
未来をつむぐ母の会
鎌倉・岐れ路の会
アジェンダ・プロジェクト
七ヶ宿の白炭
ブロックハウス
泊原発を考える北海道民の会
札幌気功会
あおぞら園メーメー会
総合いのち研究所
国際協力NGOソーラーネット
京都生協の働く仲間の会
関西・金子光晴の会
脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会(eシフト)
未来につながる生命を育てる会
京都生協の働く仲間の会
関西・金子光晴の会
Jayma TV
あすのわ
びわこ薪の薪屋 ㈱グリーンリボン
yaponesiafreeway
5年後10年後こどもたちが健やかに育つ会 せんだい・みやぎ
放射能から子どもを守る京都・ママ・パパの会
原子力資料情報室
ふぇみん婦人民主クラブ
特定非営利活動法人APLA
「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
ピース・ニュース
おむすびマーケット実行委員会
京都ネイチュア・フィーリングを進める会
NPO法人環境市民
ピープルズ・プラン研究所
フリーター全般労働組合
国際青年環境NGO A SEED JAPAN
北限のジュゴンを見守る会
2011年6月14日火曜日
【原発アクション】イタリアの国民投票、9割超「再開にノー」
イタリアで、原発再開の是非を問う国民投票が2011年6月12、13日の2日間に渡っておこなわれた。再開反対が94%と圧勝したし、原発再開を目指していたベルルスコーニ首相は13日の記者会見で「原発よ、さようなら。これからは持続可能な自然エネルギーの時代だ」と敗北を認めた。
5月29日、サッカーイタリア杯決勝戦。「原発を閉鎖しよう」と呼びかける巨大横断幕が競技場に掲げられた。
5月29日、サッカーイタリア杯決勝戦。「原発を閉鎖しよう」と呼びかける巨大横断幕が競技場に掲げられた。
2011年6月13日月曜日
【原発関連】白血病は全国の6倍 原発のある玄海町
産経ニュース
『玄海原発2、3号機をめぐり、地元の佐賀県玄海町議会は1日、町議全員で構成する原子力安全対策特別委員会を開き、町議12人のうち8人が再開に賛成の意向を示した。』
http://j.mp/lEc0Jm
【転載】玄海原発周辺で白血病が増加 全国平均の6倍
原発は、事故を起こさなくても周辺住民の病気を増やしています。
ドイツ政府の調査では、原発から5km圏内の小児ガンは全国平均の1.61倍、 小児白血病は2.19倍となっていますが、日本国内ではどうなっているのか、佐賀県の玄海原発で調べました。(疫学調査の専門家の皆さんは、ぜひ全国の原発周辺の調査をして下さい)
1998年~2007年まで10年間の数値を調べて分かったことは、玄海原発に近いエリアほど白血病が多く、だんだん増えてきていることです。
<1998~2002年の5年間平均> <2003~2007年の5年間平均>
全国平均 5~6人 5~6人
佐賀県全体 8~9人 9~10人
唐津保健所管内 12~13人 15~16人
玄海町 30~31人 38~39人
(人口10万人あたりの白血病による死者数)
この5年では、原発がある玄海町の白血病による死亡者は、全国平均の6~7倍ということになります。この情報をぜひ多くの人に伝えて下さい。 佐賀県だけでなく全国の原発立地県で本格的な疫学調査を行う必要があると思います。
佐賀県と唐津保健所管内と玄海町の白血病による死亡の状況
(人口10万人あたりの白血病による死者数)
佐賀県 唐津保健所管内 玄海町
平成10年(1998年) 8.4 12.5 26.5
平成11年(1999年) 8.2 9.1 26.6
平成12年(2000年) 8.9 16.3 43.0
平成13年(2001年) 8.9 12.1 28.7
平成14年(2002年) 7.2 11.4 29.2
(98~02年の平均) (8.3人)(12.3人)(30.8人)
平成15年(2003年) 7.8 13.6 0(※)
平成16年(2004年) 10.0 19.5 88.3
平成17年(2005年) 10.7 15.3 14.9
平成18年(2006年) 8.5 13.9 30.1
平成19年(2007年) 9.2 16.3 61.1
(03~07年の平均)(9.2人)(15.7人)(38.8人)
※玄海町の人口は05年現在で約6700人で、03年は白血病の死亡なし
厚生労働省人口動態統計より
★唐津市議会 玄海原発周辺の白血病増加について 一般質問
2011年6月12日日曜日
【原発アクション】6.11 脱原発100万人アクション 報道
全国がつながった6.11 脱原発アクション〜ビデオ集 OurPlanet-TV
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1117
【参考】
asahi.com
震災3カ月、各地で脱原発デモ 福島・新宿・フランス…
YOMIURI ONLINE
震災3か月、各地で原発反対デモやイベント
【小出裕章さんインタビュー】原子力の世界では誰ひとりとして責任を取らない…
【転載】
2011/06/07 岩上安身氏による小出裕章氏インタビュー(IWJ)
110607小出裕章助教インタビュー1/2 (11分46秒)
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110607小出裕章助教インタビュー2/2 (68分38秒)
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要約
岩上 東電が5月12日に1号機はメルトダウンしていたと発表した。その後、昨日になって2号機3号機もメルトダウンしていると保安院が発表した。どのように受け止める?小出 正確なデータが最も大切で、それがなければ推論の意味がない。東電は、炉心損傷の割合が70%あるいは55%というような過去の誤った推定について説明すべきだ。最近の発表も根拠は示されておらず、また全く異なる発表をする可能性も否定できない状態だ。
岩上 2、3号機については新たな発見はなく、今回のメルトダウン発表は既存データの読み方を変えたことによる?
小出 そのはず。保安院は既にメルトダウンしていると言うが、それが本当であれば私が恐れていた水蒸気爆発は回避されたということになる。水蒸気爆発が起きない溶け方をしたのだろう。比較的少量の水のなかに大量の溶融物体が落ちると水蒸気爆発が起きる。逆のときは起きづらい。少しずつ流れ落ちると水蒸気爆発になりづらい。
岩上 東電と保安院の推測が間違っている可能性があるとしたら、どういうことがありえるか?
小出 炉心の上半分は崩れ落ちているが下半分がまだ形状を保っているというケースはありえる。その場合、外部からの水の注入量が少なくなったり、破損箇所が大きくなったりしたときに、一気に大量の炉心が溶けて底にある水と反応して水蒸気爆発が起こりえる。東電が注水を続けているのはその可能性も否定できないということ。
(中継中断)
水棺方式を目指して時間を無駄にしてきたが、今後は限られたパワーを有効に使うために意味があることに集中してほしい。
岩上 保安院は放出された放射性物質の総量を37万テラベクレルから77万テラベクレルに修正したが?
小出 もとは大気中に放出されたヨウ素とセシウムの量を評価したもの。昨日の保安院の数値は溢れている汚染水の分も加算したもの。事故直後の爆発で大量に放出され、その後大量の汚染水が出ている。作業を誤ると、これまで大気中に出たものより多いものが出てしまう。
岩上 水棺は無駄ということは、東電は本当に分からなかったのか、それとも政治的、非合理的な理由によって続けていたのか?
小出 分からない。政治については分からない。科学的に見れば水棺ができないというのは誰でも分かる。東電が何を考えたのかは分からない。
岩上 政府は3月12日の時点でメルトダウンを知りながら隠していた可能性が高い。多くの人に被曝を強いることになった。なぜか?
小出 日本の国は原発では事故は起きないしメルトダウンはありえないと言い続けていた。できる限り認めたくないという動機がある。事故が小さくあってほしいという願望もある。騙してでもパニックを回避したいと考えたのだろう。
普通の人は年間1ミリシーベルトしか被曝しないことに法律で決まっている。ところが絶対起きないと豪語していた事故が起き、その基準を守ることができなくなった。すると、非常事態だから20ミリシーベルトまでは我慢させるとなった。が実際にはそれをも超えて被曝している人が沢山いる状況。事故直後に状況をきちんと知らせれば必要な処置が可能だったが、しなかった。そういう政府だ。どこかで責任をとらせたい。
岩上 先日参院の委員会で発言された。政府がとるべき責任についてどう考える?
小出 原子力の世界では何があっても責任を絶対とらない。誰ひとりとして責任を取らない世界。JCOの臨界事故では二人の労働者が悲惨な死を強いられたが、責任は労働者に押し付けられた。美浜の発電所で蒸気の配管が破れて5人が悲惨な死を遂げたが、関西電力は誰も責任をとらなかった。今回も実際に福島で事故が起きた。運転許可を与えた原子力安全委員会の人を刑務所に入れるべき。誰も責任をとらない異常な世界は認めるべきでない。福島第一原発の運転継続を認めた首相がまだ生きていれば、刑務所に入れるべき。
岩上 今回の事故の原因は津波ではなく地震動であるということについて解説を
小出 地震で高圧注水系という緊急炉心冷却系の一部を動かし始めた時に原子炉の圧力が下がった。つまり配管が破れていたということだが、その配管は建屋の中にあり、津波ではなく地震によって壊れた。また、2号機のサプレッションチェンバーで水素爆発が起きた。が、格納容器は窒素で満たされており本来水素爆発は起き得ない。起きたということはそこに酸素があったということ。つまり既に破損していたということ。重要な機器が地震で破損した。地震国の日本に54基の原発が林立しているが、政府は安全だと言い張ってきたため、地震で壊れたことは認めたくない。しかし、津波ではなく地震で福島がやられたということをきちんと認めて、それを生かさないといけない。
岩上 全国各地に原発があり、潜在的にはすべての日本人が被害にある可能性がある。原発によって事故の可能性の違いはあるか?
小出 私は浜岡が最も危険と言ってきたが、福島で事故がおきた。だから言っても当たらないかもしれない。若狭湾、伊方で起こるかもしれないし、起こってみないと分からない。潜在的にはどれも同じ危険を抱えている。各原発固有の危険はあるが、それが事故に直結するわけではない。どこがどれだけ危険かは言えないし、危険度ランキングは不可能。
岩上 東電や政府がこれまで認めなかったことを最近認めている。IAEAの査察の影響は?
小出 IAEAは原子力推進の中心組織であり、事故を小さくみせようとする。特に今は天野さんがトップであり、日本の原子力を救済しようとしている。全くのインチキは書けないだろうが、日本政府と相談しながら幕引きを図るのだろう。隠すことはいずれにしても出来ないが、ショックを与えないタイミングで事実を出している。
岩上 冷やす、閉じ込めるという作戦だったが、格納容器に穴が開いている状況でも循環冷却、冷温停止は可能か?
小出 冷温停止は、原子炉圧力容器が健全で、炉心がその中にあるという状態で使う言葉。既に燃料が圧力容器から出ており、冷温停止という言葉を使うことは無意味。メルトダウンした炉心は格納容器に穴を開けてコンクリの構造体を破壊しながら潜っているのだから、いかなる冷却回路も意味はない。数メートルから10メートルくらい地面の下に潜っているだろう。発熱量は下がっていき、どこかで止まる。地下水と接触すると地下水が汚染され、ヘタをするとそこで水蒸気爆発の可能性もある。原子炉建屋のまわりに深い壁を張り巡らせて地下水との接触を絶つしかない。
岩上 それは土木工事で、多くの労働者の投入が必要で被曝も発生する
小出 チェルノブイリのときは60〜80万人の労働者が動員されて石棺化したが、日本で大量の被曝を強制しながらそれができるのかは疑問。
岩上 緊急被曝医療の専門でない医者が現場に送られようとしている。どうか?
小出 疑問に思うが、いまはまさに戦争をしているような酷い状態。大量の人たちが被曝をしないと乗り越えられないような状態。作業員だけでなく一般の住民も被曝を強いられているが、被曝の知識を持つ医者はほとんどいない。これからの医療は大変だろう。
岩上 シニア行動隊の山田さんが海江田大臣に会い、大臣はシニア行動隊活用に前向きという。先生もメンバーだが実際に可能になるか?
小出 私は原子力の場にいたことでそれなりの責任がある。私にできることがあれば行く。死なないでと言う人も言われるが、死にに行くわけではない。被曝についての知識はあるし、対策もする。私なりの責任をとりたいということだ。ただ、現場の図面や被曝状況のデータを私は事前に要求するが、それは嫌がるだろうし、私を現場に入れたいとは思わないだろう。
岩上 管さんはG8で原発を続けると表明した。原発を続けるという政府の姿勢をどうみるか?
小出 想像を絶する。これだけの悲劇を目の前にして、たかが電気のためになぜ、と思う。福島の事故は、本当に賠償すれば日本の国家が倒産するほどの規模。賠償しないで逃げようとしている。到底全容が分からないような、補償もできないような被害が発生しているのに、まだ続けようとは全く理解できない。
岩上 どれかが水蒸気爆発を起こして連鎖的に爆発しチェルノブイリの6〜10倍の放射性物質が出てしまうということが最悪のシナリオだが、今後放出総量はどのくらいになりそうか?
小出 おおざっぱに言うと、3月の爆発のときにチェルノブイリの1割が空気中に出た。今敷地内にある汚染水にも同じく1割。今後事故の収束までに汚染水という形でも出る。水蒸気爆発が起きるとチェルノブイリの何倍と言っていたが、水蒸気爆発が起きないとしても、じわじわ出てくる。それがチェルノブイリと匹敵するくらいになるというのは十分ありえる。
岩上 チェルノブイリハートという記録映画がある。甲状腺癌だけでなく奇形で生まれてくる子供も扱っている。ベラルーシの一部地域では障害を持つこどもが多く産まれている。現在は晩発性のガンの話が頻繁に取り上げられているが、他にどんなことが起こり得るか?
小出 晩発性の放射線障害としてガン、白血病、遺伝的障害がある。それ以外にも健康障害が増えているという統計データが出始めている。それが本当に被曝と関係するかどうかは、疫学的調査を長期間行って検討される。今後いろいろな病気が出るだろうが、福島と関係あると証明されるまで何十年もかかり、その時は手遅れ。原発は本当に止めなくてはいけなかった。
岩上 我々にできることは?
小出 ひとつは被曝の総量を少なくすること。作業員の方たちの被曝環境改善は待ったなしであり、そこに力を集中すべき。こどもの被曝も少なくしないといけない。こどもが遊ぶ環境を確保するために学校の表土は削り取らないといけない。
岩上 県のアドバイザーである山下俊一氏は100ミリシーベルトまで大丈夫、情報統制が必要とまで主張しているが?
小出 刑務所にいれてほしい。
岩上 濃厚な汚染をしている土地から離れている人たちにも食物を通した間接被曝の可能性はある。そういう人たちに対しては?
小出 福島や周辺県の農業、漁業を守らないといけない。お茶は静岡、神奈川まで汚れているが、そういうものを拒否すると農業が崩壊する。原発に頼ってしまい農業漁業を崩壊させてきた国の方向を直さないといけないと思ってきたが、事故をきっかけに逆に崩壊が加速しかねない状況。これまで原子力を許してきた責任がある大人たちが汚染された農産物などを積極的に食べて支える必要があると考える。大阪の人たちは関係ないと思っているだろうが、日本の国をどうするか考えてほしいし、大人であれば福島の農産物、海産物を引き受けてほしい。
福島から私の手元に届けられる植物や土を測定器にかけると、想像を超える強さの放射線が出ている。その場所でこどもたちが生きている土であり、植物だ。到底信じがたいことが起きている。放射線管理区域にしないといけない場所で生きている。なんとか子供たちだけでもそうした場所から引き離したい。が、子供だけを引き離すと共同体が崩壊してしまう。戦争中は疎開があったが、今は戦争のような状態であり疎開があってもいい。ただしこどもたちが喜んで行けるような場所をつくってほしい。
岩上 どのくらいの範囲のこどもたちを疎開させるべき?
小出 年間1ミリシーベルトという基準は安全量ではなく我慢量。それがいいとは思わないが、せめてそれは守るべき。福島県全域からこどもたちを引き剥がさないといけない。
岩上 大人は福島に住んでいいのか?福島を通る交通網は遮蔽をすればいいのか?
小出 どれだけのリスクを我慢せざるを得ないかという社会的判断による。大人は原発を許した責任を等しく負担するというのであれば、住み続け、交通機関でも我慢する必要はある。なるべく被曝は少なくしたいが、福島県全域に匹敵するような土地の人たちの故郷を奪えるかと考えると、それはできないと思う。
岩上 若い人たちにはこれから子どもを作るなどの未来がある。そうした人、とりわけ女性には被曝させるべきでないと思うが、年齢が高い人の被曝はどう考えるべきか?
小出 被曝の感受性の平均は30歳くらいで、0歳は平均より4〜5倍危険が高い。30歳であれば特に女性なら気をつけるべき。病院のX線撮影室には「関係者以外無断立ち入り禁止。妊娠する可能性のある女性は医者に申告すべし」と書いてあるが、それは意味がある。大人の男性なら30歳を過ぎれば感受性は低くなる。50歳をすぎれば大したことはなく、平均の何十分の1も鈍感。
岩上 男性は被曝によって遺伝的な影響が出るか?
小出 疫学的には証明されていない。広島、長崎の被爆者を調べても影響は証明できない。ただし原理的には影響は出ると考えるのが妥当。こどもを将来作るという男性は被曝は少なくしたほうがいい。50歳をすぎたような男性は日本の原発に最も大きな責任を持つ人たちであり、被曝は甘受すべき。
2011年6月11日土曜日
【原発アクション】6.11 脱原発100万人アクション
【転載】
6.11 脱原発100万人アクションがついに動き出しました。
日本国内各地、世界各国で連帯していっせいに声を上げ、マスコミが無視できないほどの大人数で「脱原発」「自然エネルギーへのシフト」を訴える巨大企画です。
この企画は、東京で大きなデモを主催している3団体を中心にどの団体がリーダーということも無く、みんなが平場に立ってデモ・パレード・集会を6月11日12日に行おうという企画です。
http://nonukes.jp/wordpress/
アクション一覧
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呼びかけ
6月11日は、福島原発震災から3ヶ月。
今なお放射能の放出は続いています。
私たちは、人や自然を傷つける電気はいりません。
全国各地域の人々とともに、6月11日に脱原発を求める100万人アクションを呼びかけます。
6月11日は、声をあげましょう!
今こそ脱原発へ!!
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みなさんにお願いです。
- 賛同団体・賛同個人に加わってください
http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=29
より、ネット上で登録できます。 - 情報の拡散にご協力ください。
賛同個人・団体は、一人でも多くの人・団体を求めています。
賛同だけで何万人もの人が集うことになれば、大きな圧力になります。
口コミで、メールで、お知り合いの方にどんどん広めてください。
英語版、ドイツ語版、フランス語版の呼びかけも現在作成中です。
各言語版がHPに掲載されましたら、世界各国のお知り合いへも送信して下さい。 - 重要!
可能な方は、日本各地でデモ・パレード・集会を企画してください。
おそらく、各都道府県で取り組みがなされると思いますので、自分達の団体で主催しない場合は、近所の企画に参加・協働してください。
もし企画が決まりましたら、
アクションをHPに登録してください(準備中、すぐに立ち上がります)http://nonukes.jp/wordpress/?page_id=85
ご登録いただいたアクションは、ホームページ上に掲載され、
その後様々な形で宣伝されることとなり、さらに多くの人々の参加へとつながります。
皆様のご協力をお願いいたします。
浜岡原発の停止が、総理大臣により要請されました。
一刻も早く原子力発電から卒業しましょう。
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「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(eシフト)メーリングリスト
このグループにメールで投稿: ene-shift@googlegroups.com
このグループから退会する: ene-shift+unsubscribe@googlegroups.com
その他のオプションについては、次の URL からグループにアクセスしてください。
http://groups.google.com/group/ene-shift?hl=ja?hl=ja
2011年6月10日金曜日
【原発アクション】自然エネルギーに関する「総理・有識者オープン懇談会」
【転載】首相官邸
- このたび、菅直人内閣総理大臣に対して、下記の有識者の方から、自然エネルギーの本格的普及に関する要望を頂きました。
そこで、これら5名の方々に、一堂に集まって頂き、総理との懇談会を開き、率直な意見と提言を聞かせて頂くとともに、「これから、どう自然エネルギーを普及させていけばよいか」について、積極的な意見交換をすることとしました。
なお、この懇談会は、ネットを通じて動画中継を行い、ツイッターでの質問を受けることにより、テーマに関心あるすべての国民がリアルタイムで参加できる「オープン懇談会」とさせて頂きます。
多くの方々にご参加頂ければ幸いです。 - 日時 平成23年6月12日(日) 14:00~15:30
- 場所 首相官邸
- 参加予定有識者(五十音順)
- 枝廣淳子 環境ジャーナリスト
- 岡田武史 元サッカー日本代表監督
- 小林武史 ap bank代表理事
- 坂本龍一 ミュージシャン (ビデオメッセージによる参加)
- 孫 正義 ソフトバンク社長
[司会]藤沢久美 シンクタンク・ソフィアバンク 副代表
- その他
- 懇談会での議論は、インターネット同時中継で視聴できます。
- ツイッターの次のハッシュタグによって、進行中の議論に対して、コメントをすることができます。(コメント用 #openkonc)
- 同様に、次のハッシュタグを使って、質問することができます。(質問用 #openkonq)
- また、専門家、メディアの方は、次のハッシュタグを使って、質問して下さい。(#openkonm 職業と氏名を明記の上ご質問ください)
- 時間の制約上、頂いた質問の全てに対して、懇談の席でお答えすることは困難な場合があります。ご了承ください。
2011年6月6日月曜日
2011年6月2日木曜日
【原発アクション】放射能って何?Q&A (マンガ)
田中正治
長崎の漫画家、西岡由香さんが、「放射能って何?Q&A 」を製作されました。
西岡さんはこれまで原爆関係や長崎のキリスト者についての漫画を描かれており、また、週刊金曜日では「さらん日記」を連載されています。
小学生アユミちゃんとハカセの対談形式で、原子の説明から始まり、随所にユーモアを織り込みながらも、放射能の理解とその対処について、子どもにも、そして、私のような化学や物理にヨワイ大人にも、やさしく分かりやすく描いてあります。
どうぞ周囲の方々にもお勧めください。
下記、西岡さんのサイトからダウンロードできます。
http://sky.geocities.jp/yuka37jp/
放射能って何?Q&A
(前半)1~10ページ
放射能って何?Q&A
(後半)11~20ページ
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