2008年8月10日日曜日

アメリカ人の危険な食生活(デモクラシーナウより)

アメリカ人の食べ物といえば、ファーストフードとジャンクフードがまず浮かびますが、現在のアメリカ仁の食生活を危機に陥れている元凶を、食物の「工業製品化と栄養学主義」批判という視点から解き明かしています。(田中正治)


「今日たいていのアメリカ人が口にしているものは食物ではなく、食物に似た工業製品だ」──マイケル・ポーラン教授によれば、米国の食生活を危機に陥れている元凶は2つです。第一に、自然の食品に付加価値をつけるため、高度な加工処理を行い、食物を工業製品化する食品産業です。思いのままに栄養素を強化し、いつまでも腐らない工業食品がスーパーの棚にあふれ、自然食品は手に入りにくい、ぜいたく品となります。

第二に、食品そのものよりも、そこに含まれる栄養素が大事だと唱える「栄養学主義」です。これはイデオロギーであって科学ではないとポーランは批判します。科学的根拠の乏しい「善玉」「悪玉」のきめつけや、「栄養素」万能の食品評価などによって、食生活を歪ませていると。このような怪しげな科学に基づいて私達の食生活が変えられるのは恐ろしいことです。どうしてこんなことになってしまったのでしょう?ポーラン教授は、具体的な事例によってわかり易く説明してくれます。(デモクラシーナウより)

マイケル・ポーラン(Michael Pollan)は, カリフォルニア大学バークレー校の科学環境ジャーナリズム教授です。
http://democracynow.jp/submov/20080213-2
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なお、「「デモクラシー・ナウ!(Democracy Now!)」は北米500局以上で放送されている非営利の独立系ニュース番組です。?大資本による「マスメディア」とは異なり、各種コミュニティ・ラジオ局や衛星放送、ケーブルのパブリック・アクセスTVチャンネル、インターネットなど、さまざまな形態の非営利の公共放送が協力した全国配信ネットワークのさきがけであり最大のものです。?番組の司会を務めるのは、ジャーナリストとして数々の賞を受賞しているエイミー・グッドマン(Amy Goodman)とフアン・ゴンザレス(Juan Gonzalez)です。 」(デモクラシーナウより)


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