2026年8月31日月曜日

【転載】有機農業ニュースクリップ No.1161

転載です
田中正治
━ No.1161 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     有機農業ニュースクリップ
                  2026.08.24
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≪ 農薬 ≫
■農民連 輸入ジャガイモ製品の残留農薬調査でクラウドファンディング
 シストセンチュウが懸念される米国産生鮮ジャガイモの解禁が目前となりつつある中、農民連食品分析センターは輸入ジャガイモが原料のフライドポテトなどの残留農薬調査を目的にクラウドファンディングを始めた。同センターはこれまでに、国内で市販されているポテトチップスから日本ではジャガイモに使えない除草剤クロルプロファムや、クロチアニジンなどネオニコ系農薬などが検出されたと公表している。

 今回のクラウドファンディングの目標額は200万円で、到達できればジャガイモシロシストセンチュウが付着していたことをしめす痕跡が検出されないかを探るため、PCR法を使用したこれらの特異的遺伝子の検出試験も検討しているとしている。

 ・農民連, 2026-8-24
  輸入ジャガイモ製品の残留農薬を調査する市民参加型プロジェクト募金
  https://congrant.com/project/bunseki/24092

● 市販のポテトチップスから残留農薬
 農民連食品分析センターは2025年12月10日、市販のポテトチップス27製品中10製品から4種類のネオニコ系殺虫剤(イミダクロプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアメトキサム)やジャガイモの発芽抑制用の除草剤クロルプロファムを検出したと調査結果を公開した。

 ポテトチップスの製造国は、スペイン、カナダ、マレーシア、ベトナム、日本と5か国。原料ジャガイモの原産地としての明記は日本と米国、ドイツの3か国。「外国製造」ないしは記載のない製品もあった。国内製造製品のうち原料ジャガイモが「国産」や「日本」の7製品と、「国産又はアメリカ」とした8製品、記載のない2製品からは残留農薬は検出されなかったとしている。

 ・農民連, 2025-12-10
  ポテトチップスなどの残留農薬調査2025
  https://earlybirds.ddo.jp/bunseki/report/agr/potatochips/1st/index.html

 EUは2018年から2020年にかけてネオニコ系農薬を禁止したが、原料ジャガイモの原産国の記載がないスペイン製造の製品から、ネオニコ系のクロチアニジンとチアメトキサムが検出されている。EUでは禁止農薬について、ほかに代替手段がない場合に限り、加盟国単位で例外的にその使用を認める緊急承認の制度があり、公開されている。この公開情報によれば、2020年から2025年にかけてEU域内では、スペインが2022年にジャガイモに対するチアメトキサムの使用を承認している。一方、この期間におけるクロチアニジンの緊急承認はないことから、スペイン産ポテトチップスの原料ジャガイモはEU域外の可能性が大きいと思われる。
 ・European Commission
  Search for Emergency Authorisations

https://ec.europa.eu/food/plant/pesticides/eu-pesticides-database/ppp/screen/home

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