2012年2月24日金曜日

【あべふみこのあっちこち】自然災害の凶暴化

あべふみこ

世界各地で大災害が続く。
「これらの自然災害は長期的な傾向で、地球規模で機構は凶暴化している」と日本水フォーラムの竹村公太郎事務局長がひとつの証拠を紹介している。(JWFNews77号)


それは広島県厳島神社回廊の浸水回数である。見るたびに、はるかいにしえの不思議な想いを起こさせる赤い鳥居のある回廊である。

「1555年の大改修以来同じ神社について、神主がつけてきた日誌」に「高潮による浸水が2000年までは、年間0~4回だったが、21世紀に入ると7~22回と異常に増加した」。「几帳面な日本人が」500年以上にわたってつけてきた記録である。

100年以上の記録による降雨や河川流量も「変化幅が激しくなる傾向」を示しているそうである。

地球レベルの「自然災害の凶暴化」に対して、私達は太刀打ちできることはないのかもしれない。それでも、私達は、公害や田舎に移住し、土に働きかけて食べ物を自分で作り出す努力をしたい。半農半Xの生活を仲間とともに助け合い分かち合いたい。人間が地球上でどんなに弱い存在であるか感じる今日この頃である。

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