無農薬・無化学肥料の「さわのはな」を作っているお百姓さんたちのメッセージです。2010年5月15日
【 今田 多一 】
毎年のことではあるが、この代掻きの時期必ず寒い日がある。うそかホントか分からないが、田んぼに大量の水を張るので冷やされるからという説もあ るらしい!?でもこの前は真夏日に近い29℃になったかと思うと今日 5/13、山形の蔵王に雪が降ったという。寒暖の差が激しい春である。
年に何回か行く写真屋さんにフィルム写真の現像・プリントを頼みに伺ったら「今はデジカメばかりだから、フィルムのほうはやめたわ」と 言う。時代の波で仕方がないとは言え、なじみの店が規模を縮小するのはやはり淋しい。
【 笹 輝美 】
晩生の桜は今が見頃。こんなことは私が成人してからあっただろうか。今年の気象経過を見ると冷害の年と酷似しているそうで今後の天気が気になると ころです。播種が遅れた苗もそれなりに順調に生育しているものの、神室連峰にはこの時期にしては極めて大量の残雪があり、ブナの峰駆け(ブナの芽吹きが1 日ごとに駆け上るように頂上に向って進んでいく様)は始まったばかり。
水路を流れる水は氷水のように冷たくて例年より田植えを遅らせたほうが良いようだ。昨日から低音注意報が出され今日13日の最高気温は 7.5℃。雨を伴った北風が寒いため、休息の日と決め込み、新聞や本を読んでいたら、次第に低血圧気味の私の血圧が上がり始めたのを覚えたため、雨具を着 て杉林の見回りに出て頭を冷やした。私の血圧を上げた記事は「国の借金882兆円」と「世界権力者人物図鑑」(日本文芸社・刊)でした。
【 星 川 公 見 】
寒暖の差が大きい春です。苗もいつもより短いなど多少の影響は出ていますが、例年より2〜3日遅れで来週には田植えを始める予定です。
東北の6〜8月の天候は平年に比べ曇りや雨の日が多い見込み(仙台管区気象台発表)のようです。稲の病気などなくて、美味い米ができればいいナァと思いながら農作業を進めています。
【 遠藤 敏信 】
木々の葉っぱが展いてきた。里山が淡い緑でようやく膨らんできた。山桜も白く存在を示している。田んぼに水を張り、代掻き作業がまっ盛り。野良の往来も賑やかだ。
今年はコシアブラの芽をずいぶんと食った。裏山の2分とかからない所に自生している。以前はてんぷらにして少しだけ、という具合だったが今年はやや伸びたものをおひたしにして結構食べた。歯ざわりがよく山菜特有の香りはなかなかのものだった。
今野菜のあまりない時期、美味しいのが菜の花。ほんの短い時期、蕾から開花期が旬。去年9月に播いた食用の「キラリボシ」。おひたしがうまい。パスタに混ぜてもグー。ごはんと合わせ「菜めし」もまた格別。絶品。今日はそのおにぎりを久しぶりに晴れた田んぼのあぜ道でいただいた。忙中、ささやかな満足感に浸ったひと時でした。
(観賞用の品種には心臓病を誘発するものあり、食用には向かないので注意。)
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