2017年1月米国トランプ大統領は、TPP署名国からの離脱とTPP交渉から永久に離脱する大統領令に署名した。だから、2016年2月日本を含む12カ国が署名したTPP合意は、法的には成立しているが、効力が発生しないままの「休眠状態」である。安倍政権は11カ国(米国以外の)での協定発効によって、今後の日米FTA交渉で「TPP以上は譲らない」と米国に反論できる口実を作りながら、同時にTPPへの米国復帰の受け皿を作ろうとしているようである。
2017年2月の日米首脳会談では、米国側はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に代わる日米FTA(自由貿易協定)交渉を求めた。共同声明では「二国間の枠組みに関して議論を行う」と明記。TPP交渉での合意点からさらに厳しい要求をトランプ政権はしてくることになるのだろう。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/300847
岩上安身による元農水相 山田正彦氏インタビュー 第2弾(動画)ご覧ください。
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