東日本大震災で津波被害に遭った仙台市若林区の被災者2人が11日、東京都内で開かれた「語り継ぐ会」で、津波の体験や教訓を語った。新庄市の農家グループ「ネットワ-ク農縁」が風化を防ごうと企画し、被災者が農縁などの招きで昨年、新庄市の水田で田植えしたコメ「まけるまい!」の売上金を運営に充てた。
東京都目黒区の「アサンテサーナカフェ」であった会には、約50人が出席。若林区の若林日辺グラウンド仮設住宅で暮らす建築業相沢竹浩さん(51)は震災当日、仲間と協力しながら、津波に流されて孤立した人をアルミボートで救助した体験を紹介した。
「寒さと暗さの中で無我夢中だったが、20年以上の消防団経験も役立った。災害はいつどこに来るかが分からず、津波はとにかく高い所に逃げるしかない」と訴えた。
同じ仮簡住宅で生活するパートの兼業農家大内修子さん(55)は「次の世代がつらい思いをしないよう、要望も含め、地域の安全を皆で真剣に考えることが大事だ。いつか再び、自分の田んぼにコメを植えたいと思っている」と話した。
参加した横浜市西区の会社員佐々木慶子さん(32)は「自然体で話す姿が心に響いた。体験した人だからこそ伝えられる言葉に耳を傾けていきたい」と感想を述べた。
ネットワーク農縁が、被災地の現状を広く伝える目的で、交流のあったカフェを会場に語り継ぐ会を企画。被災者の田植えで実ったあきたこまち「まけるまい!」(450g入りの標準袋500円)の収益を生かした。 語り継ぐ会は、3月に東京都小金井市内で、4月に同国分寺市内でそれぞれ予定する。連絡先はネットワーク農縁090(1060)1392。
2月29日 仙台市若林区日辺仮設住宅訪問
3月6日 仙台市若林区卸町仮設住宅訪問
3月10日 東京都小金井市前原町3-40-20-106 broom & bloom にて 語り継ぐ会
仙台市若林区卸町仮設住宅から体験を話す
まける米の話
3月10日 新庄市民プラザにて『共歩の集い』開催 主催;新庄市
3月14日 東松島市大曲字堰の内仮設住宅訪問
外はまだそのままです。
仮設住宅の集会所で
4月14日 東京都国分寺市東元町2-20-10 カフェスローにて語り継ぐ会
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