無農薬・無化学肥料の「さわのはな」を作っているお百姓さんたちのメッセージです。
【 今田 多一 】
● 桜前線が北上中なのに田んぼには相当量の雪が残っており、育苗ハウス地にはくん炭を播き、融雪に努めてきたが
4月になっても2回の積雪があり、なかなか雪融けが遅い。今年初めて歩行型のロータリー除雪機を借りてきて排雪作業を行った。このまま好天候で進んでも種
まきからの“春仕事が遅れるなあ”とは、村での挨拶言葉である。
【 星川 公見 】
● 今年も雪融けが遅く、新庄は雪に埋もれたまま春を迎える。もう4月も中旬なのに私の所は1m近い積雪だ。それでも気温は温かい春の日差しだが稲の種ま
きは半月は遅れるだろう。昨年、一昨年と異常に暑い夏、今年はこんなに大雪でも誰も異常気象だといわない。異常が普通になっているのだ。ますます健苗を育
て、化学肥料や農薬に頼らない有機栽培の技術が重要になってくる。
【 笹 輝美 】
● 4/8、朝5cmの降雪を最後にようやく、ようやく長い長い厳しかった冬が終わった。4/12、
快晴。この冬はお天道様が新庄を忘れてしまったような日々が続いたが久々に雪原の向こうに浮かぶ鳥海山や月山、そして神室の峰々の美しさは格別でこの季節
を待ちわびていた全ての命の躍動を感じる。
種籾の比重選は平年より2週間遅れの8日にやっと済ませることが出来た。苗を育てるビニールハウスを1棟建てねばならないので重機を借りて、その敷地等
の除雪をしたものの残っており、建てるのはまだ先となる。不順な天候の下での育苗は緻密な管理が求められ、少しでも気を抜くと種々の障害が発生し、苗とし
て使用不能となる。百姓には想定外などという責任逃れの便利な言葉は通用しない。その程度の管理では自分の首を絞めることになるから。未だ天も地も鎮まら
ぬ中、余程すべての事に心してゆく必要があろう。
【 遠藤 敏信 】
● 4月も半ば、田んぼはまだ雪に覆われている。私の苗つくりはビニールハウスではなく、路地育苗(無加温)のため育苗期間を長く要する。に関わらず準備
作業が出来る状態ではない。手をこまねいて作業を先送りするわけにも行かず、先日機械をレンタル、苗代用地の除雪を行った(下段の写真)。加えて田んぼに
水を入れた。何ぼかでも融雪を促すために。村の仲間、Kさんも同じことを考えているらしい。苦肉の策。
20日夕、水田トラスト会員のMさんが新庄に所用で来られると報あり。「ならば、むさくるしいけど拙宅に…」と言葉を交わす内に、一家揃って来ることに
なった。ウチのカアちゃんによれば、収穫感謝祭でご家族とは2回対面しており、若い奥さんは「びっくりするほどチャーミング(可愛い)な方」とのこと。…
なので、とても楽しみだ。
それにしても、それにしてもだ。原発再稼動を急ぐこの国の舵取り衆にはあきれるばかり。ほんとにアホなんじゃないか、と思う。
4月12日 快晴 苗代用地の積雪60cm超
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