2014年3月21日金曜日

【種子】「いのちの種を未来に」野口種苗研究所講演会(動画)

いのちの種を未来に(48分)


2014年1月に行われた野口種苗研究所の野口さんの「いのちの種を未来に」講演会の記録です。
固有種・固定種がいかに味が良く、家庭菜園向きか、がよくわかります。

また現在主流のF1種(一代雑種)の主流技術の雄性不稔は、ミトコンドリア
の異常によって、現れる奇形のため、これを食べ続けることのあやうさを
簡潔にお話してくださっています。(ただし野口さんの仮説です)

野口種苗研究所
〒357-0067 埼玉県飯能市小瀬戸192-1
tanet@noguchiseed.com
>  TANET/野口のタネ
<http://noguchiseed.com> ホームページ担当者/野口 勲

【遺伝子組み換え】中国の輸入拒否に 右往左往する米国のGM栽培

【転載】
━ No.618 ━━━━━━━━━━━━━━━
有機農業ニュースクリップ              2014.03.18
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≪ 今日の目次 ≫
■中国の輸入拒否に 右往左往する米国のGM栽培

≪ 遺伝子組み換え ≫
■中国のGM輸入拒否に右往左往する米国のGM栽培
昨年11月以来、中国は未承認GM品種の混入を理由として、89万トンの米国産トウモロコシの輸入を拒否している。これを受けて、栽培間近のシンジェンタの新品種について、米国のトウモロコシ生産者団体の栽培回避勧告や、穀物メジャーの取扱い拒否の動きが起きている。中国のトウモロコシ輸入量は450万トンと、日本の3分の1程度であるが、100万トン近い輸入拒否に、米国は輸出国として看過できない状況に直面し、右往左往している。

シンジェンタは今年、新しい害虫抵抗性のGMトウモロコシ5307系統を“Duracade”という商品名でリリースを予定していた。この新品種は、米国、カナダ、日本などでは承認されているものの、中国やEUではまだ承認されていない。栽培された場合、中国が未承認として拒否したMIR162のような混入と輸入拒否が起きうる可能性がある。

穀物メジャーのカーギルは2月、中国の事態を受けて、この新品種5307系統の受け入れを拒否する声明を発表した。カーギルに続いて多くの穀物メジャーが、5307系統の取扱い拒否を明らかにした。これに対してシンジェンタは、全米3位の穀物メジャーであるガビロン(Gavilon)を受け入れ先として、5307系統のリリースを強行すると発表した。

この事態に全米穀物飼料協会(NGFA)と北米輸出穀物協会(NAEGA)はすぐさま、シンジェンタにリリースの中止を求めるとともに、農家に対して、リリースに備え注意するようにという共同声明を公表している。

・Reuters, 2014-2-14
Cargill to reject for export crops with new GMO
Syngenta corn trait
http://agri.eu/cargill-to-reject-for-export-crops-with-new-gmo-syngenta-corn-trait-news5613.html

・NGFA, 2014-1-22
NGFA, NAEGA Issue Joint Statement Urging Syngenta to
Suspend Commercialization of Agrisure Viptera and
Duracade Biotech Corn
http://www.ngfa.org/2014/01/24/ngfa-naega-issue-joint-statement-urging-syngenta-to-suspend-commercialization-of-agrisure-viptera-and-duracade-biotech-corn/

・Syngenta, 2014-2-20
Syngenta and Gavilon bring advanced seed technology and
grain marketing confidence to corn farmers for 2014
http://www.syngentacropprotection.com/News_releases/news.aspx?id=179900


●輸入諸国の承認が必要なGM作物栽培

輸入国での未承認の品種を栽培することは、中国が示したような「混入」による輸入拒否を招きかねないリスクを負うことでもある。世界的には、FAO(国連食糧農業機関)が3月13日に公表したように、発覚する輸入食品・飼料の遺伝子組み換え作物による“低レベルの汚染”が増加傾向にある。調査に回答した国の約7割が未承認GM作物に対する許容度がゼロだとしている一方で、約半数がGM検出能力がないとも回答している。今後、こうした国がGM検出能力を持ってくれば、未承認品種の混入や、GM品種の混入による輸入拒否が常態化してくる可能性も予想される。

未承認品種の混入による輸入拒否、積み戻しは、日本でも起きている。2005年から2006年にかけて、輸入された米国産トウモロコシの中から、未承認のGMトウモロコシBt10の混入が見つかり、4万2千トンが輸入拒否、積み戻しとなっている。

農水省は2003年、条件付きではあるが輸入飼料への未承認GM品種の混入を1%まで認める省令の改正を行っている。輸入を認める場合の条件は、「我が国と同等又はそれ以上の水準の安全性に関する審査の制度を有すると農林水産大臣が認める外国政府の審査により安全性が確認されている飼料」として、米国で承認されていれば実質的にフリーパスとなるようなものであった。この省令にもかかわらず、米国でも未承認であったBt10は、結局、全量積み戻し処分とされた。

2007年、日本やEUではまだ承認されていなかった、シンジェンタの害虫抵抗性GMトウモロコシMIR604の栽培が米国で強行された。米国の生産者団体や輸出業界からは、Bt10積み戻しの再現を恐れて懸念の声が上がった。この事態に日本の食品安全委員会は2007年8月、収穫を前にしてMIR604は「安全」とする評価を急いでまとめている。

商品作物であるトウモロコシのグローバル化した取引は、年間1億トンを超える規模にまで大きくなっている。米国では、栽培されるトウモロコシの9割がGM品種であり、約4千万トンが輸出され、輸入国の承認が必須条件となっている。1%まで未承認品種の混入容認しながら、GM新品種の承認作業を急ぐ日本政府の姿勢の裏には、こうした事情も大きく影響していると言えるだろう。確認はできないものの、商業栽培が始まる前に全ての関連する承認作業を完了させる、といった日米政府間の合意の存在すら疑わせる。そう思わせるような、ベルトコンベアに乗ったかの作業が続いている。人々の健康よりも“円滑な貿易”が優先されているとしか思えない状況だ。

・農水省, 2003-4-1
飼料及び飼料添加物の成分規格等に関する省令の一部を
改正する省令等の施行について
http://www.famic.go.jp/ffis/feed/tuti/15_8598.html

【関連記事】
No.615 氷山の一角 増加傾向の低レベルGM汚染
FAO調査
http://organic-newsclip.info/log/2014/14030615-1.html

◆日本における5307系統の承認状況
----------------------------------------
食品安全委員会 食品     2013-1-28
飼料     2013-2-4
厚労省     食品     2013-2-16
農水省     生物多様性  2013-5-23
肥料     2013
----------------------------------------

・食品安全委員会, 2013-1
遺伝子組換え食品等評価書コウチュウ目害虫抵抗性
トウモロコシEvent5307 系統
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20130128sfc&fileId=442


●シンジェンタと組んだガビロンは丸紅子会社

シンジェンタと組んで、新品種5307系統の受け入れを公表した米国穀物メジャーのガビロン社は、大手商社の丸紅が2012年5月に買収した100%出資の子会社。丸紅が子会社化した際の公表資料によれば、ガビロンは全米に140以上の集荷拠点を持ち、保管能力はAMD、カーギルに次ぐ米国第3位の830万トン。丸紅自身の分も加えれば、カーギルを超えて全米第2位となる規模だ。北米以外でも、オーストラリア、ウクライナ、ブラジルなどでも集荷事業を行っているとしている。ここにも多国籍企業化した日本の商社の姿を見ることができる。

・丸紅, 2012-5-30
Gavilon社買収について
http://www.marubeni.co.jp/ir/event/business/data/20120530_Gavilon_doc.pdf#search=%27Gavilon%27


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【農薬】【遺伝子組み換え】"出てけ モンサント、ペロ・ベルデ" - アルゼンチン(日本語字幕)

"出てけ モンサント、ペロ・ベルデ" - アルゼンチン (動画)

アルゼンチンの人たちがモンサント社の種子工場建設と種子特許に
怒りの抗議。

2014年3月16日日曜日

【遺伝子組み換え】急減するGM開発費 中国はGM食品に距離か?

【転載】
━ No.617 ━━━━━━━━━━━━━━
有機農業ニュースクリップ
 2014.03.16
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≪ 今日の目次 ≫
■急減するGM開発費 中国はGM食品に距離か?
■相次ぐGM作物栽培禁止決定ブラジルとメキシコ

≪ 遺伝子組み換え ≫
■急減するGMO開発費 中国はGM食品に距離か?
中国のGMO開発費が急減しているとのロイターが3月10日にが
報じた。

2008年、中国はGM開発12カ年計画に260億元(4400億円)の資金投入を決め、2010年には20億元(340億円)を投入している。しかし、2013年には4億元(70億円)と8割も急減しているという。

中国は2009年、自国開発の害虫抵抗性GMイネ・Bt63の試験栽培を承認したと伝えられた。

中国のGM作物管理に関する法律「農業遺伝子組み換え生物安全管理条例」では、商業栽培以前の栽培試験として、小規模(中間試験)、中規模(環境放出)、大規模(生産試験)の3段階が必要であり、その都度、農業部の農業GM生物安全委員会の承認を得なければならないとされている。

4年後までに認可されるだろうという見通しもあったが、2012年1月にグリーンピースは中国政府筋の話として、このGMイネの商業栽培への動きを停止していると報じている。

現在、中国で商業栽培が公式に認められているGM作物は、GMワタとGMパパイヤだけであるというものの、4つの州で違法栽培が確認されているとしている。

昨年11月から今年2月までに中国の税関当局は、米国産トウモロコシに未承認品種(シンジェンタ社・MIR162)が混入しているとして、89万トンの輸入を禁止したという。

問題となった中国では未承認のGMトウモロコシMIR162を開発したシンジェンタは、その早期の承認を求めている。中国政府農業部副部長は3月初め、MIR162の承認は2014年前半中に可能と答えたいう。
・Reuters, 2014-2-27
China's approval process for GMO grains 'overly political'
http://www.reuters.com/article/2014/02/27/china-gmo-crops-idUSL3N0LW2BP20140227

・Greenpeace, 2012-1-31
China says 'no' to genetically engineered rice
http://www.greenpeace.org/international/en/news/features/China-says-no-to-genetically-engineered-rice/

・Reuters, 2014-2-28
China rejects 887,000 T U.S. corn due to GMOs since Nov
http://www.reuters.com/article/2014/02/28/china-gmo-usa-idUSL3N0LX4IQ20140228

・Reuters, 2014-3-5
China says could approve Syngenta's MIR162 GMO corn
in H1 2014
http://www.reuters.com/article/2014/03/05/china-syngenta-corn-idUSL3N0M210E20140305

●政府庁舎の食堂では“緑色” 一部で脱GM

今年の2月、中国政府財務部庁舎内の食堂でGM食品を使わないように、とする財務部長の「命令」により、職員の健康のため、使用する食品を安全な非GM食品としたという。

使っている大豆油は、中国東北産の安全な非GM大豆油であるとしている。財務部に先立ち教育部でも同様な措置が取られ、使用する大豆油を非GM製品に変更したという。

中国は世界一の大豆輸入国で、年間6550万トンを米国、ブラジル、アルゼンチンなどから輸入している。

・Sustainable Pulse, 2014-2-21
Chinese Finance Ministry Bans GM Oil for Staff to
Safeguard Health
http://sustainablepulse.com/2014/02/21/chinese-finance-ministry-bans-gm-oil-staff-safeguard-health/

●健康懸念から距離を置きつつある?

中国人民代表大会の最中の3月6日、農業部の韓長賦部長は記者会見で「GM食品を食べるか」との質問に、「GM食品を原料とした加工品は食べている」答え、具体例として大豆油を挙げ「中国の大豆油は主に輸入大豆を加工したものであり、輸入大豆
のほとんどは遺伝子組み換えの大豆だ」と語っている。

また、この中で、中国のGM表示について大豆、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、トマトの5作物の17製品にGM表示が義務付けられているとしている。8作物の日本と比べその承認作物は少ない。

開発予算の急減とともに、昨年11月より始まった未承認品種の混入による輸入拒否は、中国のGM政策の変更、修正が行われた可能性を示唆している。

輸入GM大豆は別として、食用として商業栽培が認められているのはGMパパイヤだけである。

一時は商業栽培間近とも見られたGM米の“中止”など、中国は直接ヒトの口に入るGM食品から距離を置きつつあるようにも見える

・中国農業部, 2014-3-10
主要作物の遺伝子組み換え生産、認可されておらず
http://japanese.agri.gov.cn/xw/201403/t20140313_21410.htm

※中国農業部は、中国語は当然だが、加えて英語、ロシア語、韓国語とともに日本語サイトを開設している。内容からみて輸出入を念頭にしたものだろうが、輸出拡大を言いつつも、貧弱な英語サイトだけの農水省に比べ、力の入れ方が違う。

■相次ぐGM作物栽培禁止の決定ブラジルとメキシコ
ブラジルとメキシコの裁判所が、相次いでGM作物栽培禁止の決定を下した。

ブラジルではバイエルの除草剤グリホセート耐性遺伝子組み換えトウモロコシが、メキシコ・ユカタン半島カンペチェ州ではモンサントのラウンドアップ耐性遺伝子組み換え大豆の栽培が禁止された。

●ブラジル:画期的な判決

ブラジルの控訴裁判所は3月13日、バイエルの除草剤グリホセート耐性遺伝子組み換えトウモロコシの栽培認可を取り消す決定を下した。

合わせて、市民が自由に文書にアクセスできるような基準の策定もブラジル・バイオセキュリティ委員会に命じた。

この取り消しを求めた裁判は、ブラジルの消費者擁護協会と全国
小農民連合が提訴していた。

・Sustainable Pulse, 2014-3-14
Historic Court Ruling Bans Bayer's GM Maize in Brazil
http://sustainablepulse.com/2014/03/14/historic-court-ruling-stops-cultivation-bayers-gm-maize-brazil/

●メキシコ:GMコーンに続く栽培禁止の決定

メキシコ・ユカタン半島カンペチェ州の地方裁判所はこのほど、モンサントのラウンドアップ耐性遺伝子組み換え大豆の栽培禁止の判決を下した。この裁判は、2012年6月に提訴されていた。

栽培禁止を求めたマヤのコミュニティは、GM大豆の栽培とそのための森林伐採が環境に影響し、養蜂に影響があると主張していた。

メキシコは世界4位のハチミツ生産国で、世界5位の輸出国でもあり、今年2月には、ユカタン半島のハチミツからGM大豆の花粉が検出されていた。

また、昨年12月には、モンサントが提訴したGMトウモロコシの栽培認可の確認を求める裁判では、訴えが却下されている。

・Sustainable Pulse, 2014-3-13
Mayans Win Legal Battle to Ban GM Soya
in Mexico's Campeche Region
http://sustainablepulse.com/2014/03/13/mayans-win-legal-battle-ban-gm-soya-cutivation-mexicos-campeche-region/

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2014年3月15日土曜日

【ネットワーク農縁】東日本大震災支援プロジェクトまとめ

東日本大震災に対するネットワーク農縁の活動をまとめました。

2011年3月15日〜4月11日
【震災アクション】ネットワーク農縁・新庄の地震・津波被災者への支援活動
3月15日
積雪1.3mの新庄です。娘の嫁ぎ先の宮城県亘理町に、連絡が途絶えたので心配の余り行ってきました。12日でしたが、途中道路はひび割れ、陥没あり、崩れあり、電柱は倒れ、姿を見るまでは・・・・。


2011年4月3日
【震災アクション】気仙沼、飯館村、鹿沼の避難所をおとずれて
4月3日 朝、鴨川大山支援村の会議のあと出発、新庄から気仙沼へ
鴨川大山支援村の林良樹さんの運転で、自動車で郡山から福島ヘ入ると、土の入った大きな土のうがたくさん並んでいる。


2011年4月9日
【震災アクション】気仙避難所への炊き出し支援活動報告(その一)
4時起き組から、トラックに荷を積んで準備開始。今回は、炊き出しに必要な食材・備品の他に、米、保存麺、衛生品(Nさんの親戚の多くの方が被災 に遭われてるので「会」に直接託した分も)、衣類品(会員達から「会」に直接託した分も)、長靴、燃料(ガソリン140リットルと発電機用の灯油40リッ トル、携帯コンロ用のガスボンベ缶100本)等を「会」に寄せられた募金を活用させていただいて、救援物資としてお届けすることに。


2011年4月9日
【震災アクション】福島県・飯館村レポート(林 良樹)
飯舘村と鴨川は、ご縁があり、村長と直接お話しをさせていただきました。鴨川の受け入れいついて話すと、「基本的に申し出は、ありがたいですが、避難した村民は今どんどん戻って来ています。」と、村長は言っていました。


2011年4月9日
【震災アクション】栃木県鹿沼市のレポート(林 良樹) 
飯館村の方が、80人ほど避難していると、飯舘村の家の役場の人から聞きまして、鴨川に向かう途中、栃木県に寄りました。


2011年4月9日
【震災アクション】宮城県・気仙沼レポート(林 良樹)

鴨川の安房マネー(地域通貨)の林良樹さんと農縁・水田トラスト事務局の阿部文子さんが宮城県・気仙沼から福島県・飯館村そして栃木県・鹿沼へと行きました。


2011年5月2日 
【震災アクション】さわのはな生産者からのメッセージ
農縁代表、高橋保広さんの知り合いで、震災支援を行っている方の仲介で宮城県気仙沼の120名ほどの方の避難所になっている紫会館に芋煮、炊き出し支援に農縁生産者一同で参加した。

2011年6月4日 ,5日
2011年6月4・5日復興支援・親子で田植えツアー(新庄)
ネットワーク農縁(新庄)などが、6月4・5日復興支援・親子で田植えツアー」を行います。東日本大震災で被災した方、避難生活を送る方々に、田植え体験や温泉、音楽、食事を提供します。疲れを癒し、明日への活力につなげてもらおうと企画しました。


2012年5月13日
3・11 東日本震災 悲しみ、教訓、語り継ぐ
東日本大震災で津波被害に遭った仙台市若林区の被災者2人が11日、東京都内で開かれた「語り継ぐ会」で、津波の体験や教訓を語った。新庄市の農家グルー プ「ネットワ-ク農縁」が風化を防ごうと企画し、被災者が農縁などの招きで昨年、新庄市の水田で田植えしたコメ「まけるまい!」の売上金を運営に充てた。


2012年5月13日
3・11 東日本震災復興支援(支援活動ダイジェスト)
生活必需品などを準備して訪問しました。
3月12日 宮城県亘理郡山元町訪問
3月21日 宮城県南三陸町入谷地区訪問
3月23日 陸前高田市訪問
3月25日 石巻市訪問


生活必需品に炊き出し、支援物資などの搬入、廃材や泥等の除去作業。
4月4日 気仙沼市浜見山紫会館訪問
4月11日 石巻市恵愛病院訪問
4月11日 石巻市役所訪問
4月19日 仙台市若林区六郷地区訪問


支援物資や炊き出し・野菜の苗や堆肥など畑作業用道具・山菜等の搬入・田植体験ツアー企画。
5月14日 石巻市恵愛病院訪問
6月4・5日 仙台市若林区の被災者を招待
6月10日 宮城県南三陸町歌津馬場中山センター訪問
7月1日 福島県南相馬の農家仲間を招待
8月1日 宮城県東松島の野蒜町訪問



新庄祭り招待・炊き出し(餅つき)・野菜の苗や堆肥など畑作業用道具の搬入
8月24・25日 福島市内の小中学生徒を招待
8月28日 気仙沼市浜見山紫会館訪問
8月30日 宮城県南三陸町歌津馬場中山センター訪問
9月10日 仙台市若林区六郷地区訪問
10月29日 東松島市新東名4丁目訪問
11月6日・7日 仙台市若林区の被災者を新庄そばまつり(山屋セミナーハウス)に招待


皆様からの東日本震災復興基金のご協力(9月30日までの合計3,241,486円)を感謝いたします。これからも被災地元気にネットワーク農縁で出来る事を続けていきたいと考えています。

12月20日 気仙沼市紫会館訪問
12月20日 仙台市若林区日辺仮設住宅訪問
12月24日 気仙沼市仮設店舗開店出店協力
ここの関係から次のプロジェクトがスタートすることとなった。



2012年2月11日
【イベント】高橋保広さん参加「被災者の話を聴いてください」-アサンテサーナcafé イベント
「被災者の話を聴いてください」-アサンテサーナcafé でのイベント案内です
お話:相沢竹浩さん(51歳、大工兼業農家)
大内修子さん(55歳、主婦)
お二人は仮設住宅で生活されています。


2012年9月9日
【東日本大震災】東北大震災応援米・「まけるまい」
山形・新庄のお百姓さん・高橋保宏さんを中心に、仙台、石巻、気仙沼等東北大震災の被災者と共に、お米を作って今年で2年目。
「6月2日に皆さんの手で植えられた「まけるまい(米)!」はの稲は、静養成長期(体作り期間)から生殖成長期(幼穂形成子作り期間)に入って来ました。大変元気に育っていますよ。

2014年3月9日日曜日

【遺伝子組み換え】第9回GMOフリーゾーン全国大会in栃木

第9回GMOフリーゾーン全国大会in栃木
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開始日時 2014年 3月 15日 (土曜日)   (全日イベント)
終了日時 2014年 3月 15日 (土曜日)
ホテル エピナール那須にて
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GMOフリーゾーン(遺伝子組み換え作物拒否地域)運動のすすめ

1.GMOフリーゾーン運動とは?

GMOフリーゾーンとは、遺伝子組み換え作物が栽培されていない
地域のことです。欧州ではGMOフリーゾーンが拡大し、EU加盟各国内で遺伝子組み換え作物の栽培ができない地域が増えています
GMO(Genetically Modified Organism)とは、遺伝子組み換え生命体を意味します。現在は主に、遺伝子組み換え作物を指しますが、本来は家畜など他の生物も含めます。フリーゾーンとは、それが「存在しない」地域を意味します。「フリー」というと、勝手に栽培できる地域と受け取られがちですが、逆です。

2.だれが宣言できるの?

遺伝子組み換え作物を栽培したり、取り扱ったり、食べたりするのがいやな人は、誰でも宣言できます。GMOフリーゾーン運動は、農家に限定せず、消費者も食品関連企業や流通業界の人も参加できる取り組みです。
GM作物を作らない農家
GM食品を作らない食品業者
GM食品を売らない流通業者
GM食品を買わない消費者
など、誰もが参加できます。農家以外の方はGMOを拒否し、GMOフリーゾーンを守るサポーターとしての役割が期待されます。

3.どうすればいいの?

宣言すると同時に、
① GMOフリーゾーン宣言の文書に署名し、キャンペーン事務局に送り登録する。
② 圃場や玄関などに看板を立てる。
③ 周囲の人に参加を呼びかけ広げていく。
以上の3つが、宣言に伴う基本的な行動です。
宣言文は以下にあります。

4.目標

草の根でGMOフリーゾーンを広げ、日本ではGM作物が栽培できない状況を作り出していきたいと考えています。
当面は農家の圃場、市民農園、家庭菜園でGMOフリーゾーンの看板を増やすこと、そこでの参加者拡大を目指していきます。

また、自治体にも働きかけて、北海道で作られた「遺伝子組み換え作物栽培規制条例」のような規制を各地で広めていくことも、大事なことです。

「GMOフリーゾーン宣言」

1.私は、自らが管理する地域で遺伝子組み換え作物を栽培しないことを宣言します。
あるいは、私は、自らが管理する地域で遺伝子組み換え食品を取り扱わないことを宣言します。

2.私は、自らの意志を示すために看板を掲げます。

3.私は、種苗業者に対して種子や苗が遺伝子組み換え品種によって汚染されていないよう求めます。
あるいは、私は、食品を扱う人たちに遺伝子組み換え原料を使用しないよう求めます。

4.私は、周囲の人たちにGMOフリーゾーンに参加するように働きかけます。

5.私は、遺伝子組み換え作物栽培者に対して、私が管理する地域を遺伝子組み換え品種によって汚染しないよう求めます。
あるいは、私は、遺伝子組み換え作物を扱う人たちに、私が作ったり食べたりする食品を遺伝子組み換え原料で汚染しないよう求めます。

6.私は、GMOフリーゾーンを支持し、広めるように周囲に働きかけます。

GMOフリーゾーン宣言票(農地・牧場・森林)印刷用(PDFファイル)
GMOフリーゾーンサポーター宣言票(個人)印刷用(PDFファイル)
GMOフリーゾーンサポーター宣言票(事業者)印刷用(PDFファイル)

PDFファイルをご覧いただくには、Adobe Reader(またはAcrobatReader)が必要です。

<問合せ及び送付先>
遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン事務局
tel:03-5155-4756  fax:03-5155-4767

【遺伝子組み換え】マクドナルドは、遺伝子組み換えポテトを、フライドポテトに使うのか?

マクドナルドは、遺伝子組み換えポテトを、フライドポテトに使うのか?(田中正治)

【転載】
━ No.612  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             有機農業ニュースクリップ
                2014.02.24
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≪ 今日の目次 ≫
■食品安全委員会:新たにGM食品2品種を評価開始
■フライドポテトがターゲットか シンプロット社のGMジャガイモ


≪ 遺伝子組み換え ≫
■食品安全委員会:新たにGM食品2品種を評価開始
食品安全委員会は2月24日、シンプロット社のアクリルアミド産生低減・打撲黒斑低減遺伝子組み換えジャガイモ(SPS-00E12-8)と、モンサントの低リグニンアルGMファルファ(KK179系統)の健康影響評価について、厚労省と農水省からからの説明を聞き評価を始めた。これにより食品安全委員会で評価中のGM作物は10品種となる。

モンサントの低リグニンアルGMファルファは、米国では昨年12月、米国食品医薬品庁(FDA)に承認されている。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでは申請はなされたものの、まだ承認されてはいない。

・厚労省, 2014-2-19
低リグニンアルファルファKK179系統(食品)に係る食品健康影響評価について
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20140224sfc&fileId=240


◆評価中のGM作物
ダイズ      3
トウモロコシ   3
ワタ       1
ナタネ      1
ジャガイモ    1
アルファルファ  1 

・厚労省, 2014-2-24
審査継続中の遺伝子組換え食品及び添加物一覧
http://www.mhlw.go.jp/topics/idenshi/dl/list2.pdf


■フライドポテトがターゲットか
シンプロット社のGMジャガイモ食品安全委員会は2月24日、米国のシンプロット社のアクリルアミド産生低減・打撲黒斑低減GMジャガイモSPS-00E12-8の健康影響評価を始めた。このGMジャガイモは、高温での加熱処理の際に生成されるアクリルアミドを低減できるとするもので、同時に収穫時の打撃によって生ずる黒斑も少なくできるとしている。昨年、米国とカナダで承認申請が出されているが、まだ承認されてはいない模様だ。

●本来の遺伝子発現を抑制するジーンサイレンシング

これまでのGM作物の多くが、除草剤耐性や害虫抵抗性などの新たな形質を獲得に、大腸菌などに由来する異種生物の遺伝子を組み込むことで実現してきた。これに対して、このシンプロットのGMジャガイモは、栽培種のジャガイモと野生種のジャガイモの遺伝子だけを組み込んでいるとしている。組み込んだジャガイモの遺伝子によって本来の遺伝子の発現を抑制し、高温処理時にアクリルアミドを生成する原因物質を少なくすることができ、結果としてアクリルアミドを低減できたという。

このGMジャガイモの遺伝子の発現を抑制するジーンサイレンシング技術は、まだ未解明の部分もあり、健康影響の可能性が否定できないとの指摘もある。シンプロット社のGMジャガイモは、2015年には市場に出てくると見られている。

アクリルアミドは1950年代より、工業用に水処理剤、土壌凝固剤、整髪剤などとして用いられてきたが、スウェーデンでの事故を契機として2002年、ヒトに対して発がん性が疑われる物質として脚光を浴びることになった。日本でも農水省が、加工食品中のアクリルアミドの低減にガイドラインを作成している。

●マクドナルドはフライドポテトに使うのか

米国のジャガイモの大手ユーザーであるマクドナルドは昨年末、このGMジャガイモの使用の是非について、取材を拒否しものの、同社の広報が、マクドナルドの決定は「食品と産業と規制専門家」によると述べた、とガーディアン紙が報じている。マクドナルドは以前、モンサントの害虫抵抗性・ウイルス抵抗性のニューリーフGMジャガイモを使用せず、モンサントはGMジャガイモから撤退している。

一方でゼネラル・ミルズは先ごろ、同社のチェリオスにGMを使わないと宣言し、NON-GM化に一歩踏み出している。昨年にはまた、マクドナルドに対して、このGMジャガイモの不使用を求める10万人余りの署名による申入れが行われている。同時に米国では、GM表示義務化への動きも急となっている。そんな中でマクドナルドは、このGMジャガイモをそのフライドポテトに使う決断を迫られていることは確かだ。しかし、使用を否定しなかったことは、使用の可能性が大きいとも見ることができる。

●外食産業でのGM表示も必要

日本でもこのシンプロット社のGMジャガイモの承認申請が出されたということは、米国で使用されることが前提とはいえ、日本でもフライドポテトの原材料として使用されることを見越してのものと思われる。もしマクドナルドのようなファーストフード店で使われた場合、外食産業での遺伝子組み換え表示の義務がないため、知らないうちに食べてしまう可能性がある。現行制度では、冷凍フライドポテトのような加工食品としてとして販売される場合には「遺伝子組み換え」の表示が必要となる。

先ごろ明らかになった外食産業での食品偽装の改善は言うまでもないが、レストランなどでの明確な産地表示、GM表示も必要である。米国カリフォルニア州のGM表示義務化を求める住民投票の運動は、GM表示を「知る権利」として位置づけた。同じように、何を食べるかを自身で決めることは「消費者の権利」だ。

◆表示が必要な加工食品:ばれいしょ
(25) ポテトスナック菓子
(26) 乾燥ばれいしょ
(27) 冷凍ばれいしょ
(28) ばれいしょでん粉
(29) (25)から(28)までに掲げるものを主な原材料とするもの
(30) ばれいしょ(調理用)を主な原材料とするもの


・厚労省, 2014-2-19
アクリルアミド産生低減及び打撲黒斑低減ジャガイモ
(SPS-00E12-8)(食品)に係る食品健康影響評価について
http://www.fsc.go.jp/fsciis/attachedFile/download?retrievalId=kai20140224sfc&fileId=230

・Guardian, 2013-12-4
McDonald's GMO dilemma: why fries are causing
such a fuss
http://www.theguardian.com/sustainable-business/mcdonalds-fries-innate-potato-genetically-modified-food

・US Today, 2014-1-2
Cheerios drops genetically modified ingredients
http://www.usatoday.com/story/money/business/2014/01/02/cheerios-gmos-cereals/4295739/

◆アクリルアミドに関する情報
・農水省
食品中のアクリルアミドに関する情報
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/

・厚労省
加工食品中アクリルアミドに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/11/tp1101-1.html

・農水省, 2013-11-27
「食品中のアクリルアミドを低減するための指針」第1版
http://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/acryl_amide/a_gl/pdf/131127_acrylamide_full.pdf

【関連記事】
No.599 生食用GMスイートコーン市販の可能性
http://organic-newsclip.info/log/2014/14010599-2.html

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【遺伝子組み換え】2014年2月14日、遺伝子組み換えNO! 大豆畑トラスト全国集会

2月14日、遺伝子組み換えNO! 大豆畑トラスト全国集会です。とりあえず写真で雰囲気を。
新庄からは高橋保宏さん、今田多一さん、佐藤あい子さん達が参加しました。



【遺伝子組み換え】有機農業ニュースクリップNo.609

米国・貿易促進権限法案では、やっぱりGM表示撤廃を明記なのだ。(田中正治)


【転載】
━ No.609 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━
有機農業ニュースクリップ
               2014.02.12
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
≪ 今日の目次 ≫
■米国・貿易促進権限法案 GM表示撤廃を明記
■EU議会:ハチミツのGM花粉 0.9%まで表示なしを承認
■メキシコ:GM大豆の花粉が蜂蜜を汚染

≪ 遺伝子組み換え ≫
■米国・貿易促進権限法案 GM表示撤廃を明記
1月9日に米国議会に提出された、米政府に貿易交渉の強い権限を与える貿易促進権限法案(TPA法)には、貿易障壁としてのGM表示とその排除が明記されている。一方、昨年から東京新聞などが報じているが、TPP交渉の中にあって、GM表示外しには触れないことで妥協が成立したともいわれている。昨年6月、産経新聞は「TPP交渉、米が遺伝子組み換え表示を容認 「食の安全」への懸念払拭」と報じ、7月にもNHKが「TPP食品安全基準緩和 議論対象とならず」と報じてもいた。

TPA法案の問題の条項は、(3)農業貿易の(I)-(ii)項である。ここには、「不当な米国の市場参入機会の制限や米国の農業市場をゆがめるような諸手続を撤廃するためのルールを設定、強化、明確にする」としている。そして、その中では「バイオ技術を含む新技術に影響を及ぼす、表示のような不当な貿易制限や商業上の要件を含む」としていて、「GM表示」の排除を条件としていることは明らかである。

・H.R.3830: Bipartisan Congressional Trade Priorities Act of 2014
113th Congress, 2013--2015. Text as of Jan 09, 2014 (Introduced).
https://www.govtrack.us/congress/bills/113/hr3830/text

米国議会上院の与党民主党の責任者であるリード院内総務が、このTPA法案に反対していて、その成立の先行きが不透明との報道もあるが、仮にTPA法案が成立した場合には、この条項に制約されて「GM表示」が浮上し、TPP交渉の新たな“壁”になるのではないか。TPP交渉参加国の中で、何らかの義務的なGM表示は、ペルー、ベトナム、インドネシア、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、日本の8カ国と多数である。

・Center for Food safty, 2013-5
GENETICALLY ENGINEERED FOOD LABELING LAWS
http://www.centerforfoodsafety.org/files/cfs-ge-labeling-map-march-2013_38812.pdf

2月7日の参院予算委員会において、紙智子議員(共産党)の「(GM表示が)TPP交渉で米国政府がこれを議題にするのは明らかではないか」との質問に、安倍首相は、「TPA法案は米国政府が求めていたものでだが、議案を出すのは日本と違って議員側が出すもので、政府とイコールではないといえる。TPA法案が出てきたのは米政府がTPPをしっかりと進めたいという意欲の表れではないか」と答弁した。安倍首相は、この「GM表示撤廃」には触れず、明確な現行のGM表示制度維持への言及を避けた。

「GM表示撤廃」がTPP交渉でなくとも、同時に開らかれている日米並行協議に持ち出され、日本政府がそれを容認する可能性は明らかではないが、安倍首相が明確にしなかった点は要注意だ

・参議院インターネット中継
http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

■EU議会:ハチミツのGM花粉 0.9%まで表示なしを承認EU議会は1月15日、GM汚染された花粉が0.9%未満のハチミツにはGM表示が不要との見解を承認した。しかし、ハチミツには花粉は0.5%以上含まれることがないとされ、実質的にGM表示を不要とすることになる。GM汚染を懸念する市民団体などは、GM花粉が含まれていればGM表示が必要であることを、明確にするように求めていた。

EU議会の決定は、EUのGM共存政策のもと、2007年に0.9%未満のGM成分の意図せざる混入容認レベルに準ずる。日本の5%に比べれば低い基準値であるが、市民からの遺伝子組み換え食品に対する批判は根強いものがある。

・European Parliament, 2014-1-15
Parliament clarifies labelling rules for honey
if contaminated by GM pollen
http://www.europarl.europa.eu/news/en/news-room/content/20140110IPR32407/html/Parliament-clarifies-labelling-rules-for-honey-if-contaminated-by-GM-pollen

■メキシコ:GM大豆の花粉が蜂蜜を汚染
メキシコ・ユカタン半島カンペチェ地域のハチミツが、周辺で栽培されるGM大豆の花粉で汚染されていたことがドイツでの試験の結果判明したと、サイエンスニュースが2月8日に報じた。
このGM花粉汚染により、メキシコからEUに輸出されるハチミツは、価格カットや輸入拒否の可能性が出てきた。メキシコは世界4位のハチミツ生産国で、世界5位の輸出国でもある。

このGM花粉汚染は、調査したスミソニアン熱帯研究所(パナマ)は、同地域の9つの巣箱のうち6サンプルからGM大豆の花粉が見つかったとしている。これらのサンプルをドイツの研究所で検査したところ、2つのサンプルからGM大豆の花粉が検出されたとしている。

・e! Science News, 2014-2-8
Smithsonian reports GMO soybean pollen threatens Mexican honey sales
http://esciencenews.com/articles/2014/02/08/smithsonian.reports.gmo.soybean.pollen.threatens.mexican.honey.sales

・Smithsonian Tropical Research Institute(スミソニアン熱帯研究所)
http://www.stri.si.edu/

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