2013年9月16日月曜日

【TPP】TPPに思う−農を営むものとして 韓国FTAについて


ネットワーク農縁 高橋保廣

8月28~29日と韓国から15名(通訳2名)の農家の方が新庄のネットワーク農縁との交流会、大豆畑トラストなどの視察に来てくれました。
主に有機農法で、専業農家と称されている皆さんでした。8月26~ 30日までの現地視察です。


テーマは循環型農業、循環型街作り、産消提携と二つの課題での山形視察なのです。
韓国ではアメリカとの自由貿易協定(FTA)を2011年11月に結び3年目になっています。
今までに12,000戸の農業者が離農をし、農業では食べていけないと土地と家を国に買ってもらい、都会に出る人が大半とのことでした。
畜産農家にとつては飼料代が高騰し、採算が合わず、廃業に追いやられている。韓国政府はFTAにより対米輸出が年平均約1270億円増加するとの見込みを発表したのですが、現実は農を追われ、農地を取り上げられるのがFTAであり、韓国がアメリカの経済植民地化されている現状が伝わってきました。

  • 知的財産権(アメリカ企業が持つ特許権)を激しく守る条項があり、韓国側の極めて大きな不利益を被る内容になっている。
  • 韓国の憲法などの国内法よりも韓米FTAの条項が優先する。
  • 韓米躙眈の条約は合衆国連邦法よりも下位にあり、FTAにより不都合な事項が発生すればFTAの条約を廃棄すれば良いという米国優位の協定となっている。
  • 韓国の農業者自治体が地元の児童生徒に給食用の食材を無償提供する事は自由貿易の原則に反すると言っている。地産地消・身土不二が崩される。
韓国の穀物自給率は、1990年代は43%、2009年には27%、いずれは5%までになるだろうと言われています。なぜならば韓国では農業を切り捨て政策であり、国民の7割の反対している中での強行的にFTAを批准しました。
国民の食を担う、そう自負し、何代も農地を耕し、営みの中で子を育て、孫を育て、自分も育てられた農地を手放す・・・・・・どんなにか残念な思いの中で、12,000戸の農家が離れて行ったことか。

特に韓国では有機農業者が日本の農業者より多く、人を思いやる心が有機農法に繋がるのです。
日本がTPP加盟する。この事を皆さん、どう思いますか、自分達は遺伝子組み換え作物を日本に入れることに反対をし、1998年に『新庄大豆畑トラスト』を始めました。その波は大きな波紋となり、共鳴を得、翌1999年2月、猛吹雪の中、『第1回大豆畑トラスト全国交流大会』が新庄で開催され、全国から280余名の生産者、消費者が集いました。それ以来、年1回、今年(平成25年)で15回目の全国交流会を重ねます。
現在、全国に39箇所、頑張っているのです。
1960年に28%あった大豆自給率は今では6%、豆腐や納豆、味噌、しょうゆなど、日常の食卓に上がっている原料大豆の大半を輸入に依存しているのです。
アメリカの大豆は90%遺伝子組み換え大豆なのです。
ほとんどが飼料と食用油として使われているとのことですが、日本では遺伝子組み換え大豆と表示する義務も無く、食べさせられているのです。
日本のTPP加盟後の姿は、今の韓国の副眈後の姿に重ねて見えてしまうのです。
これからも、自分は生涯農業に係わる者として、伝わった技術や種子を次世代に伝えるべく努力して行きます。

1 件のコメント:

しおさま さんのコメント...

TPPで、ケッシュ財団のプラズマリアクターの情報は、このまま握りつぶされるかもしれない。

ttp://www.onpa.tv/2013/08/11/1893

ttp://sunshine849.blog.fc2.com/blog-entry-118.html

汚染水を食い止め、暴走する原発を収束させる唯一の手段は、これ以外にはないだろう。。。