2012年8月16日木曜日

さわのはな生産者からのメッセージ 2012年8月16日

無農薬・無化学肥料の「さわのはな」を作っているお百姓さんたちのメッセージです。



【 今田 多一 】
● 毎年のことながら、午後の日射しの強い中8/4、大豆畑トラスト圃場の草取り作業。参加者の皆様、どうもご苦労様でした。

 さかのぼって7/16、「さよなら原発10万人集会」(代々木公園)に三原さんとともに参加した。昔、農協青年部での米価要求運動に参加したことがあったが、その後、デモなどには加わることもないと思っていたのだが … 。

 収束することのない原発事故を起こしながら、“懲りない面々”原発利益共同体のオエラ方たちは停電の危機をあおり、すぐに再稼働を決定した。本当に頭に来る。関係者は俗に言うエリートといわれる人たちであるが彼らには反省の色がない。東京での大集会に主催者発表で17万人の人たちが一堂に集まったのは脱原発・再稼働反対の人たちばかりでなく、その枠を超え、格差社会での貧困層の拡大などのゆがんだ社会への異議申し立てでもあると思う。


【 星川 公見 】
● 今、新庄の田んぼの「さわのはな」や「ひとめぼれ」のイネの花が満開です。米の種類によって稲穂の出る時期が少しづつ違います。今年は雪解けが遅かった分だけ稲穂の出るのも4~5日遅かったようです。これから積算温度で約1000℃、9月下旬から10月初め頃に成熟して収穫を迎えると思います。

 大豆畑トラストの草取りは無事に終りました。草取りに参加していただいた会員の方々には新庄に着く早々に草取りを頑張っていただき、思ったより順調に終すことができありがとうございました。

 世界の穀物が大変なことになっているようです。アメリカ中西部の大干ばつでトウモロコシや大豆の価格が急騰しているようだ。日本は円高でまだ関心が薄いようだが中国は国家備蓄を取り崩し始めた。日本はトウモロコシを家畜のエサにしているので肉の価格などは上がってゆくだろうが、トウモロコシを食料にしている貧しい国は大変なことだと思う。 


【 笹 輝美 】
● 8/4、大豆畑の草取り、暑い中ご苦労様でした。心配した天気は2日間とも晴れ。5日の栗駒登山組と散策組に分かれてのレクリエーションも無事に終えての温泉は気持ちよかった。唯、前夜遅くまで私に付き合ってくれた中里さんが朝のアクシデントで登山できなくなってしまい、ゴメンナサイ。これに懲りずに是非新庄においで下さい。

さて稲の方は高温と日照が多いため随分と遅れを取り戻しており、穂揃いが進んでいるものの、問題は出穂後の天候である。登熟期に低温と日照不足が続くと穂イモチ病の大発生を招くし、登熟歩合の低下から品質や食味、収量の落ち込みにもつながる。

この時期、集落ごとの祭りが続くが、元々は自然への畏怖の念から豊饒を願ってのことのようである。天変地異の続く昨今、己への戒めが足りないのかも知れない。この24~26日の新庄まつりにも是非おいで下さい。


【 遠藤 敏信 】
● 11日夜、NHK・BSプレミアム「巨大戦艦 大和 ~ 乗組員たちが見つめた生と死 ~ 」という3時間のスペシャル番組を見た。  「生きることは、こんなにも苦しいのか。ひたすら考えた。絶対に沈まないといわれた巨大戦艦大和。9割以上の乗組員を道連れにし、今も水深350mの海底に眠る。なぜ大和は特攻作戦を命じられたのか。生還者の証言を通して全容を伝える。 中略。 兄弟で乗船し村の誉れといわれながら、自分だけ帰ってきた弟の負い目をドラマで再現。また特攻作戦へ進んだ海軍上層部の議論を、手記などをもとに朗読ドキュメントで伝える。映画やドラマの題材に良く使われる大和。だが、実際の乗組員の言葉は重い。なぜ生き残ってしまったのか。自責の念が今でも伝わってくる。 後略 。」( 江戸川夏樹・朝日新聞番組欄から )

 3000人を越える乗組員のうち生存者わずか276名。取材に応じた方々はすでに90歳前後。生きて帰れぬ「総員死ニ方用意」の覚悟を教え込まれて、「家の、村の誉れ」として米軍との沖縄決戦へと向かう。途中、巨艦は空爆により撃沈される。敗戦以来67年。生還して、「生き恥を晒してきた」という思いと、そしてまた「時代は変わった」という今の心境。この番組を最後まで見続けたのにはもう一つ理由がある。ネットワーク農縁東京世話人の藤岡ひかりさん(農縁米の発注書を作成、毎月新庄にメールで伝達してくれる方)が番組製作スタッフとして加わっているということからだ。

証言取材は1月から行っていたそうだ。忙しさを割いての農縁の仕事に、改めてお礼を申し上げます。いつも ×2 ありがとう様。感謝。     8/15 










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