2011年7月30日土曜日

【イベント】アトミック・カフェ・イン・ザ・パーク 2011.8.9(火)代々木公園


【転載】
来週の8月9日(火)アトミックカフェ・イン・ザ・パークを代々木公園で行ないます。
入場無料ですので、お時間のある方はいらして下さい。
http://www.atomiccafe-session.jp/

加藤登紀子サン! 曽我部恵一BAND! Yaeサン! 広河隆一サン!
鳥越俊太郎サン! いしだ壱成サン! 真木蔵人サン!など
世田谷区長保坂展人さんも駆けつける予定!
なかなかの豪華ゲストです。
福島県飯舘村の方も来て、今の現状を話してくれます。
ナガサキに原爆投下された8/9に、3・11後のこれからの日本をみなさんで考えましょう。




【転載】脱原発弁護団全国連絡会 シンポジウム


脱原発弁護団全国連絡会

「福島原発被災者の声を聞け 全ての原発の即時停止を求める」

私たちは、これまで、原発の運転差止・設置許可取消訴訟等を通じて、
原発の危険性を訴えてきました。

しかし、国、電力会社及び裁判所は、これを無視し続けてきました。

そして、国及び電力会社は、未だ原発を稼働させ続けており、
また停止中の原発の運転を再開させようという動きもあります。

しかしながら、福島原発事故の甚大な被害を目の当たりにし、
原発の危険性が明らかになった今、原発の存続は、もはや絶対に容認できません。

本年7月16日、私たちは、脱原発の一点において、全国各地で原発裁判に
取り組んできた弁護団の全国連絡会をはじめて結成し、全国各地の原発の
即時停止を求めることを確認しました。

このシンポジウムを通じて、これをどのように実現するかを考えていきたいと思
います。


日時 2011年8月9日(火)午後6時00分~午後8時00分(開場:午後
5時30分)
場所 弁護士会館2階講堂「クレオ」
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3   
参加無料


内容(予定)
■ 福島県 原発被災者からの報告
 (大型バスで数十名の原発被災者に来京していただく予定です。被害の悲惨
さ・理不尽さを直接訴えます。)

■ 脱原発弁護団全国連絡会代表河合弘之弁護士 ほか 各地弁護団からの報告

■ パネルディスカッション

主催 脱原発弁護団全国連絡会

問い合わせ先:
 さくら共同法律事務所 弁護士 河合弘之 担当井手(TEL:03-5511-4400 
FAX:03-5511-4411)
 東京共同法律事務所 弁護士 只野 靖 担当高橋(TEL:03-3341-3133 
FAX:03-3355-0445)

※事前申込なしでも御参加いただけますが,人数把握のため,できる限り事前に
お申し込みください。


参加申込の連絡は、表題を、

【集会】【原発】8月9日(火)18:00~【参加申込】
として、只野宛個人メールで、お願いします。
(参加不可能以外の場合は、返信申し上げません。直接会場にお越しください)

ファクスの場合は、さくら共同法律事務所 担当井手(FAX:03-5511-4411)


2011年7月29日金曜日

【あべ文子のあっちこち】クロの散歩

新庄水田トラスト世話人:あべ文子

大山千枚田への本道から約200m下のわき道を登っていくと、
丘の上にしゃれたそそとした建物“うつわカフェ草”がある。景色は抜群。

“うつわカフェ草”を温かく迎えるように、棚田が深くえぐれて周りを取り囲む。その中に人の家がポツポツ。

赤い鳥居がせり登ったはるか向こうの中腹にある。空に向かうと山々が連なり、時には、富士山も見えるそうな。

その一帯がクロの散歩エリアである。時たま散歩の人や車とゆきすぎる。日当たりはよく、林や田んぼもある。

小さな棚田の入り口でクロの鎖を解いて車から降ろす。車が走り出すとクロは後ろからついてくる。絶えずバックミラーで確認しながら進む。

オヤ!いないぞ!ア、いたいた!はるか後方の草むらでおしっこをしている。終わると全速力で追いついてくる。

途中で私も車を降り、坂道を歩く。“うつわカフェ草”の近くを通って目的地に着くと、すでに田中は坂道をランニングしている。スワイショー、八段錦などで体をほぐす。

その間クロは,全身から命の輝きを発揮させながら走ってくる。100m先の民家の方へ畦を疾走していく。尻尾がたなびいている。

視界から消えたかと思うと出てくる。近くの牛を飼っているところまで行ったらしい。坂道を駆け上って来ては、空き家の庭先で消える。

こけむしたお墓の並んでいる前を横切っては堆肥場へ行き、堆肥の中を掘って掘って堆肥を飛ばしている。ア~、やめてほしいな~。体全体、堆肥でくさくなるよ~。

“クロ帰るよ~”。“帰る”という言葉はクロが理解している数少ない言葉の一つである。

「クロ」・・・これは自分のことなんだと最初に理解した言葉で、必ず反応する。そのほか理解している言葉は“散歩”、“まっすぐ”、”ダメ“、”待て“・・・。

嫌いなものは雷のゴロゴロ、鐘の音,暴走するオートバイ。居場所を求めてウロウロ、机の下や、薄暗い部屋にいこうとする。

クロがほえる時は、必ず理由がある。通常自分のエリアに人や動物が入ってくると激しくほえる。ただし、かつて一度でも食事をもらった事のある人はしっかり覚えていて、飛びついて喜ぶ。実に繊細で高度な臭いに対するセンサーを持っているとしか思えない。

ご飯は朝夕2回。原則として玄米・野菜・煮干魚。おなかがすくと、独特のほえ方で要求する。満腹すると、私達が食べていてももうほしがらない。

散歩は原則として朝夕2回。そろそろ散歩の時間になるとそわそわする。ウンチやおしっこは散歩の時しかしない。自分も人間だと思っているふしがある、というより人とか犬ととかの区別が彼にはないのかもしれない。

自分の意思をしっかり通し、いやなことは断固として拒否する。ほんとうに可愛い。

彼がいることでどれだけ私達の生活が変化にとんだ、しっとりしたものになっているかわからない。感謝しているよ、クロ!



2011年7月25日月曜日

さわのはなの生産者からのメッセージ 2011年7月14日

● 東北地方も梅雨明け宣言が出たが、6月中旬からの長雨で大豆トラスト畑が(毎年のことであるが)草でいっぱいである。7/6、吉野さんが管理機で中耕してくれたがなかなかうまくいかない。この7/30、31の大豆トラスト畑の草取りツアーでは多くの方々に参加していただき、交流を楽しみたい。
7/3、ネットワーク農縁の発足当時から都市側世話人だった守田典彦さんを偲ぶ会に出席した。草取りや稲刈りなどの援農の時、「あまり無理するな」と言っても益々頑張り、それと守田さん、よく喋るのだがあまり良く聞き取ることが出来なかった。
守田さんの経歴からして、世の中に折り合いがつき、迎合していたらもう少し経済的にラクだったりしたと思うが、若い時に培った思想や哲学を一生貫き通した人だった気がして、そんなところが大好きだった。
【 今田 多一 】


● ここ数日前から30℃を超える暑さになりましたが、稲は今のところ特別な被害はなく順調に生育しています。山形県の調査で今年はカメムシ(斑点米の原因)が例年より多く発生しているようです。慎重に栽培を進めていきますが、いつもの年より斑点米が多く出るかも知れません。
【 星川 公見 】


● 6月末の土日、津波で家を失った夫のイトコ夫妻が犬3匹とともに訪ねてくれた。久しぶりの遠出で気分転換だと言う。家のあった山元町にはもう住まないとのこと。「いのちがあっただけで…」と声を詰まらせた。助かってよかった。
また、炊き出しに出向いて親しくなった仙台市のボランティアK子さんがご両親とともに訪ねてきた。両親は福島県田村市に居住しており、原発事故現場から30kmそこそこの所のため、仙台に避難しているのだという。6月は山菜のシーズンだが、今年は食することはなかった。気分転換に、山菜採りをしたい、案内できないか、との事。フキ採り夢中になり、久しぶりに楽しめたとの事。手助けになれてよかった。
7月1日、亡き祖母の実家、宮城県牡鹿半島の先端にある鮎川浜を目指した。海と山の境を縫うように道が開けているのだが、地震によるひび割れ土砂崩れ、津波による侵食でいたる所に段差が生じていた。低地にあった家はすべて流されたが高みにあったため全壊を免れた。家は傾いた状態だが何とか暮すつもりという。ここにどれだけの人が残るのだろうか、と案じていた。住んでいた土地があっても帰れない。家があっても戻れない。将来への不安。政治への不信。不条理を圧して人は生きている。
【 遠藤 信子 】


● 平年より10日以上も早い梅雨明けに、昨年の猛暑が思い出され今からグッタリしています。稲の生育は持ち直してきていますが、いまだに若干の遅れが見られます。
それにしても、このクソ暑いのにテレビ・新聞を見れば、震災対応や原発対応に更にカッカするばかりだ。当初の東電の免責画策とそれを後押しする経団連を見ていると、この国の財界人の本性を見る思いがするし、保安院も原子力委員会も事故には何も責任がないためか他人事のような話振りだ。福島の原発事故は、一種の犯罪と見ていいはずなのに。
【 笹 輝美 】


● 12日、輝美さんと13時間の行程で神室連峰の登山道 (縦走路・尾根道) の刈り払いに臨んだ。準備不足で疲れがすぐに出た。この状態で、行程一番の荒行に耐えられるのか、持ちこたえられるのか、今年は不安がよぎった。カラダ中の水分が入れ替わるのではないかと思うほど汗をかいた。水がうまい。気力だけで凌いできた感がある。日程調整を図り(これがなかなか難しい)また二人で出かけることになる。今度は泊まりがけ。荷が重くなるのを承知で缶ビール必携。新庄盆地を潤す源頭の残雪に埋め込みキンキンに冷えたのを、熱々のミズ汁を肴にいただくのだ。酔わないはずがない。
きっと暑くなるのだろうな。
【 遠藤 敏信 】

2011年7月23日土曜日

【TPP】ジェーン・ケルシー教授講演会@仙台



Video streaming by Ustream

TPP 研究の世界的第一人者が、TPP の真実を語る?
テーマ「TPP加盟による国民生活への影響」
主催:TPPを考える国民会議

ジェーン・ケルシー(Jane Kelsey) UniversityofAucklandSchool of Law 教授。
法律・政治および国際的経済規制が専門。
彼女の研究は 新自由主義とグローバル化との関係を対象としており、とくにサービス貿易協定に着目している。
アジア、南太平洋、その他世界の多くの NGO、労働組合および社会正義ネットワークの活動に関与。
TPP 研 究の世界的第一人者として知られるケルシー教授が TPP 加盟国であるニュージーランドで今まさに巻き起こっている議論を語り、日本が TPP に加盟した場合の国民生活への影響について語る。

【原発アクション】損害賠償の上限を許す「原子力損害賠償法」に反対します

【転載】eシフト

損害賠償の上限を許す「原子力損害賠償法」改悪を許す附帯決議
東電救済の「原子力損害賠償支援機構法案」に反対します

(サンプルレター)
http://dl.dropbox.com/u/23151586/110722_genbai_kaiaku.pdf
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※地元選出の国会議員に、ファックスを送りましょう!
(ポイント)
東電を温存させる「原子力損害賠償支援機構法案」を認めない!
原発事故の損害賠償に上限を設ける、原賠法の改悪を許すな!!

※30分でできる『脱原発ロビーマニュアル』
http://e-shift.org/?p=836
※国家議員のファックス番号・電話番号は以下のサイトで調べられます。
http://gikai.fc2web.com/
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現在、原発事故で生じた損害に対する賠償に限度はありません。ところが、原子力損害賠償支援機構法案の附帯決議として、賠償に上限を設ける仕組みが、まさに国会を通過しようとしています。これが衆議院を通過してしまえば、福島以降の原発事故による被害―死亡、病気、避難、放射能汚染等-に対して、賠償額がカットされてしまいます。事故が再び起きても、国民に負担を強いて政府も電力会社もそれ以上責任を取らない、ということを明確に法で定めることになります。

議論では、原子力損害賠償支援機構法案と野党提出の仮払法案の修正協議において、現在の原子力損害賠償法の無限責任原則を変更しようということになっています。このような原賠法の改悪を、附帯決議に滑り込ませ、国民が気付く前にこっそり進めることを許してはなりません。

福島事故の処理が済んだら、変わらず原子力発電を続けるための重要な布石が打たれてしまいます。報道によると、法案は26日に衆議院通過の模様です。

私たちは国民の犠牲の下に原発政策を推進していくための法改正には、断じて反対します。賠償負担による財政支出の削減は、原子力発電所を運営する企業が掛けている賠償保険金額(現在1200億円)の抜本的な値上げで対処すべきです。

また、現在の原子力損害賠償支援機構法案も
  1. 株主や債権者の責任は問わない。株主・債権者を免責しているにもかかわらず、税金投入と電気料金の大幅値上げが想定されており、公正な負担順序となっていない。
     
  2. 電力市場は実質的に既存の10電力会社による地域独占体制が継続している。法案はこの地域独占を固定化する恐れがある。その結果、電気料金は高く据え置かれ、自然エネルギーへの新規投資を停滞させる。
     
  3. 法案では他の電力会社(原子力事業者)からも負担金を集め、「相互扶助の仕組み」を作るが、原発事故に対する相互扶助の仕組みはすでに原子力損害賠償法(原賠法)で設けられており、法案はこの制度と重複する。

といった点をはじめとして、様々な問題を含んでいます。

ぜひ、原子力賠償の上限を認める、原子力損害賠償法の改悪と、東電救済の原子力損害賠償支援機構法案に反対の声を上げてください。

※下記の緊急集会を開催します。ぜひご参加下さい。
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【緊急集会】
許すな!東電温存と損害賠償の上限設定
原子力損害賠償機構法案を廃案に!!
国会に、怒りの声を結集させましょう!!!
7月25日(月)13:00~15:00@参議院議員会館・講堂
http://e-shift.org/?p=951
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「脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会」(eシフト)メーリングリスト
このグループにメールで投稿: ene-shift@googlegroups.com
このグループから退会する: ene-shift+unsubscribe@googlegroups.com
その他のオプションについては、次の URL からグループにアクセスしてください。
http://groups.google.com/group/ene-shift?hl=ja?hl=ja

2011年7月22日金曜日

【原発アクション】「脱原発・再稼働反対!9・11全国アクション」(仮)第1回実行委員会へのご案内

◆「脱原発・再稼働反対!9・11全国アクション」(仮)
 第1回実行委員会へのご案内
[転送・転載歓迎]


現在、再稼働を阻止して来春の全原発停止を実現することが、脱原発に向けた最も説得力ある近道になりつつあります。

「福島原発事故緊急会議」のなかで、「6・11脱原発100万人アクション」をふまえて、震災半年となる9月11日(日)に、「脱原発・再稼働反対」をメインテーマとする全国(世界)同時アクション(原発立地道県でのアクションと全国・電力会社ブロックでの連帯アクションというようなイメージ)を行えないだろうか、との声があがりました。

7月18日に「6・11アクション」を担ったグループにも連絡して相談会がもたれました。そこで、「9・11全国アクション」を、開かれた実行委員会の形で準備していくことが決まりました。

7月26日(火)の午後6時半より、ピープルズ・プラン研究所にて、第1回目の実行委員会を開きます。実行委員会への参加を広く呼びかけます。

<「9・11アクション」第1回実行委員会>

【日時】7月26日(火) 午後6時半より
【場所】ピープルズ・プラン研究所
    (有楽町線「江戸川橋駅」7分、03-6424-5748)

【問い合わせ】 福島原発事故緊急会議
[連絡先] ピープルズ・プラン研究所
(TEL) 03-6424-5748 (FAX) 03-6424-5749
  (E-mail) contact@2011shinsai.info

<ピープルズ・プラン研究所:アクセス>
http://www.peoples-plan.org/jp/modules/tinyd1/index.php?id=5

有楽町線「江戸川橋駅」1-b出口を出て、左手にマクドナルド、ドトールコーヒー、ファミリーマートなどを順に見ながら大通り(新目白通り)を5分ほど歩くと、「一休橋入り口」という交差点があります。そこを左に曲がって、道路の左側にある3つ目のビルです。1階は「ミヤ校正」さん、2階がピープルズ・プラン研究所(TEL:03-6424-5748)です。

【原発アクション】ECRR(欧州放射線リスク委員会)科学事務局長クリス・バズビー博士講演(2011年7月20日)

ECRR(欧州放射線リスク委員会)の科学事務局長クリス・バズビー博士の7月20日の講演です。

欧州放射線リスク委員会(ECRR)は、1997年に結成された市民団体です。
結成の発端は、欧州議会内の政党である欧州「緑の党」が、ベルギーのブリュッセルで開催した会議の決議です。

【転載】earthquake and stuff 自由報道協会記者会見文字起こし

バズビー博士:
20年間の研究の結果いえることは今回の線量による内部被曝は安全などではないということ。

吸収線量と内部被曝は違う。
(この辺聞き逃した)

ECRRのリスクモデルは2003年に内部被曝者の疫学的調査に基づいて作られた。
原発の近隣地域に住む住民また60年代の核実験の死の灰にさらされた人々の研究に基づいている。

その後の世界における癌の蔓延は、これら放射性物質によるものだと考えられる。

このモデルは、チェルノブイリの研究によって実証された。
ことに2004年のスウェーデン北部における研究でさらに確認された。

我々が扱ってきたケースと現在の福島のケースは全く同じだ。
だから私は福島近隣に住む人々にとって現在の線量は内部被曝的観点から見て脅威であり、これらの核種からは高い人数の癌等が予想されるため対策について助言するためにきた。

というのも現在の日本政府はICRPのリスクモデルを採用している。
これによると、毎時1マイクロというような低線量地域では安全だとしている。
しかし、被曝量が自然放射線量より高い場合、それは周囲が放射性核種によって汚染されていることを意味する。

これに関して重要なニュースがある。
私は東京と福島の100キロ圏から送られた車のエアフィルターを研究している。
車も人間と同様に空気を吸うため、研究するには好材料だ。
車のフィルターにひっかかるものを分析した結果、高い濃度のセシウム134、137その他を福島、東京双方のエアフィルターから検出した。

そして特別なプラスチックのフィルムを使った結果、エアフィルターの中に、α核種のホットパーティクルも発見された。つまりプルトやウランだ。
しかし、このフィルターは、ガイガーカウンターを持って線量をはかっても線量は低い。

というわけで私は毎時1マイクロ以上の汚染地域からは避難するよう提案する。
100キロ以上のエリアにおいても、空気中の汚染度は、世界核実験のピーク時に(63年ごろに)汚染に比較して1000倍にもあたる。

我々は、もし現在の人口がそのままこれらの地域に留まった場合、100キロ圏内で癌の発生率が*ほど上昇し、10万人単位のがん患者が出ると思われる。

*ご指摘にしたがって訂正。わたしは23%とメモしてたみたいです。録画は確認してませんので一応念のため。

これらの情報はだいぶ前から存在していたのに、政府がそれを無視して「安全だ」という無責任さは犯罪的である。

この他にも提案がある。
そのひとつは、健康被害調査を行う独立機関を設置し、癌の発生率に結びつくデータを集め、証拠を残すことだ。

しかし時間がないので、このぐらいにして皆さんからの質問をお受けしたい。


Q1:
エアーフィルターからプルトとウランが検出したそうだがどこを走っていたのか?
(注・α核種というだけでプルトやウランという核種まではわかっていません)

A(バズビー博士):
ひとつは千葉市と東京を100日間往復し続けた車。
セシウムと134と137が核実験ピーク時の300倍。
(空気中汚染は730ミリBq/m3、核実験ピーク時が2.4ミリBq/m3)
もうひとつは福島から100キロ圏外で100キロ走った結果(四台分)ということしか知らない。
それを郵送してくれた人物がここにいないので詳しいことはわからない。

Q2:
プルトニウムは福島の一台から検出されたのか?

A(バズビー博士):
α核種を検出したというだけ。これはほぼウランかプルト。
γ線の分析から見ると一定量のウランが見られる。
現在詳細分析をしており、ウランとプルトの組成分析をしている。

我々は昨日会津若松で、携帯用のγスペクトロメーターを使って
土壌を検査した。結果濃縮ウラン、ウラン235のピークも二箇所で
見られている。

Q3:
今回福島にきた理由の一人に子供の集団疎開の原告のためがあると聞いた。
日本では年20mSvは安全だとして子供を外で運動させたりなんだりしているが日本政府の行動をどう思う。

A(バズビー博士):
政府ぱ犯罪的レベルの無責任さだ。
突然法律を瞬間的な判断によって変更することなどできるわけがない。
ヨーロッパではこんなことは許されない。
今後、子供の死者が多く出ることが予測される。

さらに言うならば、被曝量の基準は内部被曝を一切含んでいない。
もし内部被曝をきちんと考慮するのならば、会津若松の人々も既に20ミリシーベルト以上被曝していると考えられる。

Q4:
チェルノブイリの疫学調査の結果、イングランド、ギリシャ、ドイツ、ベラルーシにおいて
妊婦の被曝量が増えた。
これらの論文を三回読んだがどうしても

UKとドイツの場合1万人に補正した場合、白血病が1%しか増えていない。
ギリシャにおいては三倍という数字が出ているというが、なぜなのかと考えている。

A(バズビー博士):
あなたがそう思われるのは、恐らく線量を倍にすれば正比例して被害も倍だと考えているからだろう。

しかし疫学からの証明を見れば、被曝量と被害の関係は直線的正比例ではない。
線量が上がるとともに、線は上がり、一度下がり、再び上がる。
この理由は現在においてはかなりよく理解されている。
主な理由は、場所によって細胞の種類・密度が違うからだ。
線量が上がるとまずは敏感な細胞群が死滅する。

胎児の被曝量を上げて行くと、白血病の発生量があがる。
しかし、一定以上に被曝量が上がると胎児が死亡して流産となる。
白血病は減少したことになる。

チェルノブイリ後、ベラルーシではファンタスティックな出産率の激減があった。
現在においても、ベラルーシで生まれる4/5人の子供は病気だ。
これは福島の状況においても重要な要素だろう。


Q:ドイツTV
吸引による内部被曝ではなく、食品による内部被曝のリスクはどうか

A(バズビー博士):
食品における重要な内部被曝は乳製品によるもの。
進化の過程によって消化系は腸内の無用物を排出する機能が高い。
しかし呼吸器系には一度吸引したものを排出するする機能が低く、そのため、呼吸器系を介するダメージ効率は、消化系被曝の被曝によるダメージ効率より高い。

これは今計らせてすらいないが、飲食物の重要な被曝経路としては、水のトリチウム(H3)、乳製品のストロンチウム90、ウラン、そして魚介類。ことに海岸線近く、また海底の泥の近くで生息するもの。

Q:ナナオさん
ふくいちから今も毎時10億ベクレル放出されているとされているが、この現状が健康に与える影響に関する見解を聞きたい。

A(バズビー博士):
今あなたたちが目前にしてるのは、想像を超えた大災害だ。
どうすればいいのか、誰もわからない。
簡単な答えなどない。

私は、これが世界史上最悪の災害になると思っている。
最初の瞬間から、私はそういうことを言ってきた。
なぜ笑っているのか自分でもよくわからない。
とにかく、早急に対策がとられねばならない。

これは日本だけの問題ではない。世界全体の問題だ。
そして高いレベルで、国連などで大きな権力と資金を使って早急に大きな対策をとらねばならない。
IAEAのような機関が劇的な対策を採る必要があり、またそれは早急に行われる必要があると考えている。

核分裂が続行し、汚染が広がる。
そうして人々の死亡率が上がる。

現在、我々には何があるか見ることができない。
昨日会津若松に行ったが、全てはふつうだった。
木々は木々であり、犬が歩いていた。
だが、機器を持って行くと辺り中が放射性物質できらめき、人々が目に見えない蛇に噛まれ続けていることがわかる。


Q:ライブドア
食べ物について。食物安全基準、ヨウ素131で2000Bq/Kg.
これらの基準についてどう思う。

A(バズビー博士):
ヨウ素131は半減期が短いので、
食物はヨウ素が分裂しきるまで待てばよろしい。

しかしそれ以外の汚染に関しては、ことに福島200キロ圏内には外からきれいな食物を輸入すること。

2,000Bq/Kgは高すぎる。本来ならば10、いや0Bq/Kgにすべき。
これならば確実に安全を保障できる。

Q:bloomberg
どれぐらいの子供や人々が避難すべきだと考えているのか。

A(バズビー博士):
これはプラグマティックな、どうすべきかという質問だ。
まず、強制退避区域を決める。
それにはヘリとγカメラを使って濃度を検査した結果に基づいて決めるべき。同心円ではなく。
ここは立ち入り禁止にし、警察が立ち入りを管理する。
避難しないで住むほどのところにおいては、外からきれいな食物を与える必要があり、また健康被害に関しても補償されるべきと考える。
彼らは暴力を受けているのと同じことだからだ。

Q:木野さん
ICRPの基準ではシーベルトを使っているが、チェルノではBq/m2で避難基準を使っていた。
空間線量で基準を使うと不安定になる気がするが、これらの違いはどういう意味か

A(バズビー博士):
このシーベルトという被曝量が初めて使われたころ、ベクレルと並列されて出されていた。
両者の間では容易に換算が可能。
1microSv/h = 300kBq/m2 (セシウム換算)
1.5microSv/h = 500kBq/m2というのが国連の「放射能汚染区域」の定義。

マイクロシーベルトで測れば、自然放射線と同様の扱いになる。
そこら中が汚染物質で満ちているというイメージにはならない。
おそらく単位を使ったのはそのため。

追加すると、スウェーデンのトンデル氏は100kBq/m2ごとに癌の発生率が11%上がると言っている。


Q:おしどりさん
事故後北西に流れたプルームはほとんどI-131だったと言われているが事故後光線量被曝した作業員はWBCの検査をした結果、ほとんど、95%以上ヨウ素の被曝だったと言われている。
内部被曝を住民がマスクもせず50マイクロという線量下で露地野菜を食べ、かなり被曝したと思われる。
もうヨウ素は半減期で消えてしまって過去の被曝量を調べられない。
過去の被曝量を推定する方法はあるのか。

A(バズビー博士):
WBCは使えない。γ核種しか見ない。γ核種はあまり問題じゃない。
γ、β、α核種は一緒には移動しない。
だが場所によって核種のスペクトルは確認できるためある程度の推測はできる。
とはいえ核種のスペクトルをどの程度記録しているのかは知らない。
(木村さんがやってるようなヤツで、後にセシウムの被曝量と空気中・土壌の汚染のスペクトルがあればある程度計算できるということ?)

さらに、WBCの利用は隠蔽の一端に利用されており、
科学のためではなく安心させるために使われているというのが私の考えだ。
被曝量が小さかったから健康被害とは関係ない、と後に言うための方策ではないか。

Q:かみでさん
今東京にいる少なくない人たちが政府は本当のことなど言ってない。
関東地方の食べ物は危険だ。2年3年とたっていったら東京で安全な食べ物など本当はなくなるような状況なのに政府が隠していると思っている人が多い。
本当のところこれから日本はどうなっていくのか、博士の見解と助言を聞きたい。

A(バズビー博士):
福島の放射能が東京にきていることは自分ではかって確認したから間違いない。
東京の人口は多いので、健康被害は多くの人に出る。
今後10年であなたがたはそれを見ることになる。
人々は政府に対してすべての食物および環境における放射能のモニターをし、ネット等でいつでも全ての人々に公開されるよう圧力をかける必要があるだろう。
その情報に基づいてどう行動を取るかは個人の選択だ。

たとえば英国では、ほぼ全ての食物、環境媒体などの放射能は毎年検査され、公開されている。1962年以来。

Q:
水のトリチウム(水素同位体)の検査をしていないという話。
どれぐらいの数値だとどういう被害が予想されるのか。

A(バズビー博士):
ECRRはICRPから危険性を無視された重要な要素と考えている。
動物の発育障害を促すことを知られている。特に胎児。
DNAへのダメージ効率が高い。
だがβ線が低いため、被曝量ベースの計算をした場合そのリスクは相当の過小評価につながる。
だが水を大量に使用している福島からは大量のトリチウム発生が予測される。

また、トリチウムは集合する性質で知られている。
そうしてトリチウムの霧を発生させたりする。
それを吸引する恐れがある。水蒸気と同じなので体に吸収される。



【転載】7月19日 岩上さんバズビーさんインタビュー書き起こし

I: 100キロ圏内の健康被害は多岐に及ぶ?
バズビー博士: その通り、100キロだけでなく200キロ、千葉や東京でも様々な報告が上がっている。
セシウムが検出されているということは他の放射性物質もあるということだ。

I: 二次被爆が懸念。汚染された土地からの食物、汚泥の焼却灰の再利用他。200Bq/1kg
バズビー博士: そういうことをしていると、低線量被爆が日本中に広がる。
汚染した物が多く集まるところで被爆が増える。
だから第三者機関を設置して、これらの汚染物質の汚染度をモニターするしかない。

バズビー博士:ことに魚介類に汚染がかたよりやすいので、太平洋側の海産物には注意しなければならない。

I: 缶詰や加工品はに関する懸念(?音切れた)
バズビー博士: チェルノでも全く同様のことがあった。売れないバターの山を輸出しようとした。
輸入検査をしない国には輸出できた。ロシアが他国に汚染食品を押し付けた。

バズビー博士: 規定値を作ることの問題は、たとえば汚染された米があるとする。
それを汚染されていない米と混ぜると、規定値以下の汚染になり、それを売り出せることになる。
結果としては、倍の量の米からより低い被爆がより多くの人に広がることになり、将来癌になる人の確率としては同じことだ。
だから基準値というのは、ものを売るためのトリックだ。

I: 外部被爆と内部被爆の危険度の比較、また吸引と口径摂取の危険度の比較は?
バズビー博士: 外部被爆に比較し内部被爆は300 -1000倍の危険性。
ストロンチウム、セシウムなどなど、ふつうの核分裂生成物スペクトルがキャベツやたまねぎにくっついていたとすると、ICRPモデルが算出するリスクの約600倍。

バズビー博士: 進化の途上において、空気中に放射性物質が漂っていたことはなかった。
一方、食べてはいけないものを排出する機能はある程度備えている。
人間は進化上の理由から経口摂取により多くの対策機能を持っているが、吸引に対しては対策機能がない。よって吸引のほうが危険。

我々の肺は、大気と直接に触れている。
肺には大量の血液が流れ込み、肺から吸引したものを拾い上げる。
腸とは違う。

I: 大人と子供の感受性の差は?
バズビー博士: 胎児にまでなると50倍、0-5才で約10倍、10-15ぐらいで5倍ぐらい。

I: 感受性に関するICRP と ECRRの差は?
バズビー博士: 我々は幼児死亡率に対するリスクモデルを持っている。
ICRPは癌と遺伝障害に関するリスクモデルしかない。
ECRRが算出した幼児死亡率のリスクは1mSvにあたり3%の増加。

I: 科学的見地だけではなく政治的な意味でもICRPを批判しているが、科学が金で買われるという話についてもう少し詳しく。

バズビー博士:
現時点で、ほとんどの科学者は買われている。
真に独立した科学者をさがすことは難しい。

科学者はかつて、科学に興味を持っていた。
自然を理解したいと望み、情熱をもっていた。
しかし今や科学は金のための仕事だ。
科学者たちは大学に行き、科学者として就職する。
科学の研究に資金を出す者も、経済活動を損なうような「科学」は求められない。
わたしはそれが間違っていると言ってきた。
政治がそのシステム(彼らにとって有用な研究に資金を出し、専門家の助言を得る)を悪用してきた。

ICRPは科学ではない。
ひとつ理解してほしいのは、ICRPは科学者の集まりではないということだ。
彼らはただ、机の背後に座っている人々だ。

科学を実践する場所がない。
大学は経済的に貢献する形の教育を優先するばかりで、もう科学を実践する場所がない。

ICRPは1952年にはじまった宗教の司祭たちだ。
間違いを指摘されたらいかにごまかすかだ。
一方ECRRは科学者の集まりだ。
我々は批判を受ければ、それに関して研究を重ね、
自らの仮説の間違いを正す。
我々は外で泥をすくって実験をする。
ICRPのメンバーはそんなことはしない。

I: ジャーナリズムの世界でも同様のことが起こっている。
我々も同様にお金がない中独立して好奇心や真実を求める心に従って動いている。

バズビー博士: ジャーナリストとはそういうものだ。
年をとるにつれ、ジャーナリストはお金を儲ける。
(メインストリームの、ということだと思う)
すると、よりシニカルになり、また怠惰になる。
だから適当なことを言うようになるのだ。

(バズビーさんは55歳)

この辺りから話が盛り上がり、バズビーさんピアノでサマータイム弾き語り(爆)

科学者には「ハート」がないとダメだそうで。

農縁通信276号

2011年
ネットワーク農縁東京事務局・田中正治
事務所:住所:〒296-0232千葉県鴨川市平塚2502
電話/FAX 04ー7098-0350(阿部/田中宅)
ネットワーク農縁
新庄水田トラスト
新庄大豆畑トラスト
●上のホームページのURLを友人・知人にお知らせください。よろしく。
e-mail abetrust@sirius.ocn.ne.jp(阿部)
e-mail masa-fly@sirius.ocn.ne.jp(田中)
*最も連絡がつきやすいのは、04ー7098-0350へ電話かFAXで。
*お米の新規注文、変更は、04ー7098-0350(阿部)へ電話FAX。
*お米の配達は、原則として毎月18日になります。

トピックス
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★ネットワーク農縁合同寄り議報告(要点のみ)
★原発事故と農縁米・新庄水田トラスト、大豆畑トラストについての見解
★農縁米、枝豆、大豆の放射能検査について
★原発事故、放射能汚染に関する新庄生産者と都市会員の意見
★米の一括表示について
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★ ネットワーク農縁合同寄議山形県・新庄にて。参加者:新庄生産者(高橋、吉野、星川公見、遠藤、佐藤あい子、三原、星川吉和、阿部、三原、今田)。都市世話人(木根、飯島、田中)

★ 原発事故と農縁米・新庄水田トラスト、大豆畑トラストについての見解東京世話人会の草案を討論の結果、了解。

★ 「原発事故と農縁米・新庄水田トラスト、大豆畑トラストについての見解」5月30日に都市世話人が作成了解した「見解」を新庄での生産者との合同寄り議で討論しました。結果、参加者全体で了解され、HPや水田トラストの情報交差点や新庄大豆畑トラストの情報で発信します。

★ 農縁米、枝豆、大豆の放射能検査について枝豆は8月、米は9月、大豆は11月に収穫予定ですが、それらを日本消費者連盟の放射性物質の検査に委託します。検査費用は、1検体¥8000とのこと。1kgの枝豆、米、大豆を検査し、約10日間で判明するとのこと。判明したデーターは無条件に公開します。

★ 原発事故、放射能汚染に関する新庄生産者と都市会員の意見について2012年3月に次回合同寄り議を予定していますが、それまでの間、東京でも新庄でも討論を重ね、その間、各生産者、消費者が意見を発表し、最終的に次回合同寄り議で、ネットワーク農縁としての見解を表明します。

★ 米の一括表示について7月1日にトレイサビリティー法によって、産地情報の伝達が義務付けられました。今後農縁米は、産地、産年、品種の一括表示。
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/keikaku/kome_toresa/index.html#PageAnchor08


2011年7月21日木曜日

【原発アクション】泊原発3号機、運転再開反対のFAXを

【転載】

札幌の越田です。
泊原発3号機、いま「試験運転中」ですが、これを「営業運転」させ、本格稼働させようという動きが進んでます。

全国から、北海道知事 高橋はるみ に、反対の声をFAXしてください。

FAX番号は 
011-232-0162 
または
011-232-1101

私たちは昨日から、連続行動をしています。道庁の座り込みは、予定を変更して今日からになるはずです。

  1. 7月20日から24日(土)まで毎日、大通公園西4丁目で街頭宣伝・チラシまきをします。約30分、マイクでみんながしゃべり、チラシをまきます。お時間のある方、ぜひご参加ください。
     
  2. 7月25日(日)はデモです。詳細は別メールで流れます。

  3. 7月26日(月)からは、道庁での座り込み(午前9時から午後9時を予定)をします。こちらも、部分的でいいですので、多くの方に来てもらいたいなあ、と思っています。
この連続行動は、ほっかいどうピースネットなどの共同行動です。
連絡先は、越田090-7519-1731


2011年7月20日水曜日

【原発アクション】「安全デマ」を流す御用学者、原発関係者を東京地検に一斉告発

【転載】BLOGOS


1980年代から原発の危険性を訴えてきた作家の広瀬隆氏とルポライターの明石昇二郎氏が、7月8日に東京地方検察庁・特捜部に対して、福島県放射線管理リスク管理アドバイザーの山下俊一氏、神谷研二氏、高村昇氏および文部科学大臣の高木義明氏らが、福島県内児童の被曝安全説を触れ回ってきたことに関して、それを重大なる人道的犯罪にあたるものとして刑事告発。

さらに原子力安全委員会の委員長・斑目春樹氏、東京電力会長・勝俣恒久氏、前社長・清水正孝氏、前原子力安全委員長・鈴木篤之氏、原子力安全保安院長・寺坂信昭氏ら多数も、未必の故意によって大事故を起こした責任者として、重大なる人道的犯罪と断定し、業務上過失致死傷罪にあたるものとして刑事告発した。【取材・構成・撮影 田野幸伸(BLOGOS編集部)】>全文

YouTube


【原発アクション】農林水産省が決定した、放射性物質が検出された汚泥を全国に肥料として流通させる新基準に反対する署名

【転載】署名TV


農林水産省が6月24日に設置した、放射性物質を含む下水やし尿などの汚泥を肥料の原料として利用する場合、放射性セシウム濃度は1キロ当たり200ベクレル以下とする基準、に対して反対するものです。食料という人間にとって一番大切なものを作るための農作地に、処理に困った放射性物質を含む汚泥をバラまく事がどれだけ危険な事なのか、政府が理解した上でこの安全基準を設置したとはとても思えません。日本という国に住みながら、政府が行う事に対して信用できない、というのはとても哀しい事ですが、自分の身、そして子ども達の将来を守るためには、小さい事かもしれませんがこういう署名活動で『反対』という民意を示したいと思います。


2011年7月15日金曜日

【原発アクション】2011年7月17日(日)ECRR議長クリス・バズビー博士東京講演

【転載】ふくしま集団疎開裁判

2011年7月17日(日)午後4時~8時(予定)(開場3時50分)
東京 会場:早稲田奉仕園 スコットホール講堂
(新宿区西早稲田2丁目3−1 地図
定員:先着200名(事前予約はしていません。当日会場にお越しください)
参加費:1000円
連絡先:メール office.sokai@gmail.com
※早稲田奉仕園は今回の講演会とは関係がありませんので、問い合わせは上記メールまでお願いします。
※駐車場の用意はございません。会場周辺の有料駐車場をご利用ください。

2011年7月14日木曜日

【原発関連】原発を停めても電力は不足しない、これだけの理由

【転載】資料:原発を停めても電力は不足しない、これだけの理由

 たとえば、原発を本当に「ただちに廃止」したら、今そこで働いている職員の給与はどうなる──もちろん会社が、または国が、あるいはその両方が補償するということは法で定められているはずだが──といった、労働者の生活に関わる実際的な問題がごちゃごちゃあることは分かる。だからここで言う「ただちに」は、あくまでエネルギー生産の技術的なポテンシャルとして「ただちに停めても大丈夫」という意味である。実際には危険度の高いものから段階的に停止/廃止というプロセスを、何年もかかってゆっくり進めていくしかないのだろう。

 それは当然として、まず一般の日本人が、ただちに廃止しても「足りなくなる」ことはないという基本的な認識を(だからジャンジャン使っていいわけではもちろんないが)持ってもらわなければ、話にならない。シフトした形態をうまくフィットさせるまでに多少の困難があるだけで、それはこのまま原発という矛盾の塊を稼動させ続けることの困難──事故が起こる起こらないとは関係なく、放射性廃棄物の処分方法一つ取っても最初から行き詰っている──に比べれて、よっぽど対応可能な困難なのだ、という認識を。


<ネット上で閲覧できる資料>

○京大原子炉実験室の小出裕章氏の講演より。基本中の基本。
 原発Nチャンネル14 原発なしでも電力足りている

※関連ビデオがいろいろある中、今エントリーの主題とはちょっとズレるが、ついでにぜひぜひ観てもらいたい動画。3.11後の講演VTRから。
 【拡散希望】小出裕章さんに質問~上関原発を止めるための方法は?~

○「未来バンク事業組合」理事長の田中優さんの講演記録の動画、とその内容を的確にまとめてくれている、「misaのブログ」さんの素晴らしい記事から。
 田中氏の解説は、はっきり言って、池上某などよりはるかに「わかりやすい」と思うのだけど、──僕は彼の番組など観ないから、本当のところは知らない。逆に知っている人、教えてください。田中氏がここで指摘しているような原発の正体を、池上氏は自分の番組で「わかりやすく」解説してくれたことがあったか?ということを。
 原発がなくても大丈夫な理由! 
※田中優さんのブログはこちら→田中優の'持続する志'

○以前にも紹介した、環境エネルギー政策研究所(ISEP)の「3.11 後のエネルギー戦略ペーパー」No.1。電力大口契約者との需給調整契約を活用すれば、今のような無理な計画停電を行なわずとも、今年の夏は乗り切れる。この夏の東電管轄内電力供給は厳しいという脅しに対するカウンターとして。
 また一時的に化石燃料の割合を増やすことになっても、中長期的には自然エネルギーへの完全なシフトが可能。さらに自然エネルギーへのシフトは、復興経済の柱になるという明るい見通しも。
(4月4日、改訂版を発表)
 「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ
 
○「自然エネルギーは、地球のどこでも利用可能な技術であるだけでなく、世界で現在消費されているエネルギー量のおよそ6倍を、それも永久に供給できる」──グリーンピースのエネルギー・シフト・プラン。原発は温暖化抑止にはならないことも念頭に。分散型エネルギー供給の概念を重視する点で、ISEPその他の提言とも当然のように重なる。
(要約版)http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/enerevo_japan_outlook.pdf
(完全版)http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/energy_revolution.pdf


 昨日もテレビのワイドショーで、アナウンサーとコメンテーターが「・・・そういうわけで、原発をこれからどうするのかということは、まあいろいろ議論が出てくると思いますが・・・非常に難しいのでしょうねえ、○○さん」「ええ、そうですねえ・・・」なんてやり取りを目にした。その通り、難しい。ただし技術的なことではなくて、難しいのは、利権にしがみつくやつらの手をひっぺがすことだ。しかし、「難しいですよね・・・我々は日々電気を使っているわけだし」のような、電気を使うことと原発を選ぶことが、最初から絶対的にひとくくりであるような錯覚を持たないことは、本当はちっとも難しくない(その人自身が利害関係者でなければ)。

 ここに並べたリンクは、最近僕がネット上で目にしたもののうち、断片的でなく、一通りの説明を専門家・研究者が責任をもって提示しているものだけだ。探せばもっとあるのかも知れないが、特に探そうとしなくても行き当たった、あるいは人から知らせてもらった、というものである。結果として、自然エネルギーへのゆるやかなシフトは十分可能、ということを訴える例ばかりになったが、それが実際最も現実的な現状打開プランだからだろう。自然エネルギーへの転換は、推進派が流すデマのように、技術的に困難でも経済的に割に合わないわけでもない。どころか、原発を選ぶよりはるかに合理的、というより、どう考えても原発が一番非合理・非人間的。それが一日も早く、いや一時間でも早く常識になってほしい。

2011年7月11日月曜日

国際シンポジウム『海を越える原発問題~アジアの原発輸出を考える』


国際シンポジウム
『海を越える原発問題~アジアの原発輸出を考える』
http://www.mekongwatch.org/events/lecture01/20110731.html

■日時: 2011年7月31日(日)13:00~16:30
■場所: 早稲田大学 小野記念講堂(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)

東日本大震災に起因した福島第一原発の事故は、収束の見通しが立たないまま数カ月が経過しています。日本は政府の「新成長戦略」の一環で、官民を挙げて原子力発電所の輸出を推進しており、ベトナム、インドネシア、タイなどのアジア各国では日本の公的資金による原発建設計画が進められています。しかし、輸出先となるタイやインドネシアなどの市民からは強い懸念の声が上がっています。

本国際シンポジウムでは7月30日~8月6日に全国各地で開かれる「ノーニュクス・アジア・フォーラム2011」に参加している海外からのゲストを招き、原子力産業と日本の公的資金の流れ、アジアへの原子力発電の拡散の動き、各国の市民運動について議論します。

リスクの高い原子力発電に頼らないアジアのエネルギー政策への転換のために、日本の市民として今何ができるかを考える機会としていただければ幸いです。皆様、是非お越しください!

■会場
早稲田大学 小野記念講堂(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)
地下鉄東西線 早稲田駅より徒歩5分、JR山手線 高田馬場駅より徒歩20分
■参加費
500円
■お申込み
以下のウェブサイトより
http://www.jacses.org/form/form_event.html
■お問合せ
 「環境・持続社会」研究センター(JACSES) 担当:田辺
  メール: tanabe@jacses.org TEL:03-3556-7325
■プログラム(予定)
・開会挨拶  : 村井吉敬/早稲田大学アジア研究機構
・原発輸出と公的資金の関わり : 田辺有輝/「環境・持続社会」研究センター(JACSES)
・韓国の原発輸出:イ・ホンソク/Energy Justice Action 【韓国】
・日本政府・企業によるインドネシアへの原発輸出への反対の声
 :ヌルディン・アミン/イスラーム指導者 【インドネシア】
・タイの原子力発電所計画: ソッサイ・サンソーク/タイ市民による非核ネットワーク【タイ】
・パネルディスカッション
※ 逐次通訳あり

■講演者プロフィール
○イ・ホンソク/Lee Heon-Seok
韓国のNGO「エネルギー正義行動」代表(2000年から10年間は、前身の「青年環境センター」代表)反原発運動を進めてきた。原発輸出反対にも取り組んでおり、昨年、韓国で「韓日反核市民フォーラム」を主催。
○ヌルディン・アミン/ Nuruddin Amin
インドネシア最大のイスラーム組織ナフダトゥル・ウラマー(NU)中ジャワ州ジュパラ県代表。同地のムリア原発建設計画に反対し、「原発をハラム(禁忌)」とする裁定の「仕掛け人」でもある。
○ソッサイ・サンソーク/ Sodsai Srangsok
「タイ市民による非核ネットワーク」のコーディネーター。20年にわたり、タイ東北部の水資源管理、共有林管理、ダム問題などについて地域に根ざした調査活動に取り組んできた。

■主催
早稲田大学アジア研究機構アジア平和研究所
■共催
メコン・ウォッチ、インドネシア民主化支援ネットワーク(NINDJA)、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、原子力資料情報室(CNIC)
■協力
No Nukes Asia Forum Japan、国際環境NGO FoE Japan、アジア太平洋資料センター(PARC)