2011年3月31日木曜日

気仙沼に行ってきます

ネットワーク農縁事務局 新庄水田トラスト事務局
阿部文子




1).ネットワーク農縁新庄のお百姓さんが4月4日、宮城県の気仙沼市浜煮山1-1
   紫(むらさき)会館 避難所に炊き出しに入ります。

2).鴨川から事務局の阿部と、『鴨川市大山支援村~がんばろう東北」の
   林良樹さんが応援と、現状を知るために参加します。

3).新庄からは、農縁生産者と二代目の若い人たちが参加します。
   財政カンパを支援してくださいますようよろしくお願いします。

銀行名;ゆうちょ銀行
口座名;ネットワークノウエンヒガシニホンダイシンサイフッコ
記 号;18570
番 号;5130031

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込みの場合
店名;八五八(読み ハチゴハチ)
店番;858
貯金種目;普通貯金
口座番号;0513003

2011.3.31

会員さんの安否を尋ね、長田社長 石巻市に走る!

(有)農業者協会
佐藤あい子


当社の被害は軽微でした。地震発生後3日目に回復した電話・インターネットを使って宮城、岩手、福島在住の顧客・知人などに連絡を試み続けました。被災地のほとんどが、通信網・連絡網を寸断され未だに回復の見込みが立たない所もあります。

3/24 宮城県石巻市伊原津にお住まいのkさん(水田オーナー会員)の消息らしい記事が、ネット上で見つかりました。ご無事であったものの地元の病院に詰めっきりで、ご自宅にも帰れないでおられるらしいとのこと。医師会や市当局に問い合わせると、それは伊原津の敬愛病院(精神科医療)らしく、その辺りは地域全体が壊滅状態で、完全に孤立し、被害の状況もつかめておらず食料などの支援物資もまったく届いていない・・・とのこと。

3/26 いろいろのモノをかき集めて長田社長が走りました。米、味噌、醤油、ハト麦茶野菜、灯油、練炭コンロ、その他支援物資を積み込んで。

<Kさんは勿論ですが、そんな状況の中で病院を守っておられるはずの先生方や職員、そして患者の皆さんの事態を考えると、じっとしていられなかった(談)>

訪ね当てたKさんは、「敬愛病院の院長先生」でした。
「院長先生は大変お疲れで、昨日からお休みです」とのことで、直接お目にかかることはできませんでした。3日前に自衛隊が入ってきてくれたそうです。それまでの10日あまり外部との繋がりを絶たれ、食料、水その他なんの供給もなかった。水は1階の天井近くまでその痕跡を残し、水に流されて院内に入ってきた遺体の収容も充分にはできなかった。自衛隊が来たとはいえ、何もかも足りません。長田社長は持ってきた支援物資を下ろすと、更なる支援を約束して戻りました。(本日30日に2回目の支援に出発しました)その後、ネット上にKさんー木村勤院長ーが話されたというその時の状況が伝えられていました。掲示板上からの文言を下記に一部転記致します。

『地震が強かったので(外に出ようと)全員1階に避難させた所に大津波に襲われ、2階から救助したり、職員が水に潜り助けた。看護部長は何回も水に潜り最後には(自分も)水没した状況になったが、かろうじて救命した。助かった83名の患者は、病状が悪化し水、食料、医薬品も不足の状態で大変な状況である。・・・後略』

長田社長の話では、病院の内も外も今なお目を覆う状況で、これからも何とか支援を続けたいと思っています。


2011年3月27日日曜日

未曾有の東北関東大震災についてのお願い!

ネットワーク農縁・新庄水田トラスト事務局
阿部文子(文責)


 2011年3月11日午後14時半すぎにおこった未曾有の地震と津波、それによる福島第一原子力発電所の放射線漏れの危険が重なり、あらがいがたい自然の力と、現代文明の驕りとを深く感じています。

 新庄水田トラスト仙台在住の会員二名の方々の無事をやっと確認し、ほんとうにホッといたしました。しかし 時間を追って伝えられる事実に、改めて事の重大性を痛感しております。多くの被災された方々へおかけする言葉も失い、亡くなられた方々のご冥福をただただ祈るばかりです。

★ネットワーク農縁新庄では、代表者高橋保広さんを中心に、河北新報報道部の情報により、登米市南三陸町志津川(旧志津川町)の入谷地区・入谷中学校に支援に入っております

1)直接現地支援のボランティアをなさりたい方は高橋保広さんに連絡をとり、相談をして行動を共にれますようお願いいたします。 
電話は090-1060-1392です。
東北新幹線はただいま動いていません。新潟廻りとなり、不便で時間もかかりますがどうぞよろしくお願いいたします。新庄からの支援の行動は、自家用車で動いております。

長期の支援になると予想されますので、しっかり食べ、しっかり眠って、精神的にも肉体的にも、くれぐれも無理されませんようお願いいたします。

2)物資で支援なさりたい方は,新庄の高橋保広さん宅へ送っていただきたいのですが、
緊急な物から優先させたいので、高橋保広さんと電話で相談をしてくださいませんか。
住所は 996-0091 山形県新庄市十日町2082 ネットワーク農縁・「大震災支
援物資」としてください。 申し訳ありませんが送料ももっていただけませんでしょうか。 

3)新庄の財政支援窓口は以下です。   

銀行名;ゆうちょ銀行
口座名;ネットワークノウエンヒガシニホンダイシンサイフッコ
記 号;18570
番 号;5130031

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込みの場合
店名;八五八(読み ハチゴハチ)
店番;858
貯金種目;普通貯金
口座番号;0513003



★ネットワーク農縁の事務局のある鴨川では「鴨川大山支援村~がんばろう東北」を立ち上げ、きれいに保存された大山小学校廃校跡地を利用して、被災された方々を、家族単位で受け入れ、住居、食、衣類など生活支援が行える耐性を筒の得つつあります。
地元住民と移住者共々力をあわせて暖かい歓迎の雰囲気で迎えます。

短期滞在はもちろんのこと、長期滞在にもご相談に応じながら、何よりも未曾有の災害に遭われた方々の心を癒し、体を整えられるようつとめます。12家族、50人が受け入れの目安です。被災された親戚、友人、お知り合いの方にお伝えください。

連絡先は、阿部文子・田中正治です。
電話・FAX:04-7098-0350
住所:〒296-0232 千葉県鴨川市平塚2502
email:abetrust@sirius.ocn.ne.jp

鴨川市大山支援村ホームページ: http://hinansho.awanowa.jp


2011年3月26日土曜日

ネットワーク農縁 東日本大震災復興支援募金


ネットワーク農縁・新庄生産者側が、
『ネットワーク農縁の東日本大震災復興支援募金』口座
を準備しました。




緊急提言

ネットワーク農縁・新庄生産者側が、『ネットワーク農縁東日本大震災復興支援募金の会』を起ち上げ、募金口座を準備しました。(註:募金口座名と『会』の規約を掲載)

「会」を起ち上げた趣旨は以下の通りです。

 私達、ネットワーク農縁生産者側は、大震災発生翌日3/12に、宮城県亘理(わたり)郡亘理(わたり)町地区(仙台空港と相馬市の中間にある海浜地帯)に向けて単独救援物資を用意し、家族安否確認を兼ねて行動を起こし現地に向かいました。

大津波被災地そのものの地域であったため、その地区の被災状況は猖獗(しようけつ)を極め、自分達は一体何をすればいいんだとただただその惨状に言葉を失いました。しかし、考えあぐねている暇はない、これはすぐにも救援の行動を起こさねばならない。

新庄に戻るとすぐ生産者仲間に呼びかけ、自分たちの手で救援物資配送を可能にするための準備相談をしました。2次災害を避けるためにも、旧知の河北新報記者に連絡し、受け入れ態勢がそれなりに整っていて無駄なく自主的救援物資が被災者の手に渡る被災者避難先を紹介してもらいました。

さあ、準備だ。

受け入れ先で何を必要としているか情報を集めてくれや。

運送車両はどうする、ガソリンは手に入らないから軽油トラックに、いや、雨に降られて物資が濡れないようにバンにしよう。ガソリンは新潟にはある、じゃぁ越境して、救援運送目的を伝えればスタンドも協力してくれるだろう、お米は農家各自の供出でOK、味噌・そば粉は(有)農業者協会から手に入る、衛生用品は市内の店舗でかき集めよう、電気はまだままならないだろうから豆炭を、大人数用炊き出しにはどんな道具が必要だろう?

道路は、通行は大丈夫か?、紹介された南三陸の志津川町入谷(いりや)地区の避難先入谷(いりや)中学校への道に精通している人にも同行を願おう、そのあと仙台で被災当該者でありながらも救援活動をしようとしている宅にも廻って、一緒に応援・支援の協力態勢を作ろう、誰か新庄署に行って救援緊急車両の許可を取ってきてくれ、3/21に出発だ!。

よし車両2台確保。
燃料は新潟から確保してきたぞ。
炊き出し用の大鍋も積んだぞ。
新品の着る物や防寒着を沢山持って来たよ。
当日に行ける応援運転手は手を上げて。
有難う!ほんのささやかの支援しかできませんが待っていて下さい。
今行きます!

そして、これからも、被災者避難先・受け入れ先の要望を的確に把握して、関係者達とじっくりと相談し、救援必需品を用意して、私達の「会」が各方面に迷惑をかけない態勢を整えて2次災害は絶対に出さない方法で送り届けたいと思います。この後も行きます!

(ちなみに、T生産者宅では、既に被災者3世帯家族の避難受け入れをして応援、現在に至っています。)



ネットワーク農縁会員のみなさん!

何とか日常をしのげる余裕が出てきましたら、支援募金へのご協力をお願いします。
被災者側受け入れ先の要望を的確に把握して、関係者達とじっくりと相談し、救援必需品を用意して、生産者側が直接お届けする態勢を取り組んで二次被害は絶対に出さない方法で送り届けたいと思います。

銀行名:ゆうちょ銀行
口座名:ネットワークノウエンヒガシニホンダイシンサイフッコ
記 号:18570
番 号:5130031


ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込みの場合

店名:八五八(読み ハチゴハチ)
店番:858
貯金種目:普通貯金
口座番号:0513003





「ネットワーク農縁東日本大震災復興支援募金の会」

規約

1. (名称)
本会は、「ネットワーク農縁東日本大震災復興支援募金の会」と称する。

2. (事務局)
主たる事務局を山形県新庄市十日町2082に置く。
募金活動終了後、事務局は廃止する。

3. (目的)
本会は、東日本地震災害での被災者や被災農地などが被災前の状況、もしくはそれに準ずるまでに至るよう被災者や被災農地を支援することを目的とし、そのために必要な費用の募金活動を行うための会とする。

4.   (活動)
本会は、次の活動を行う。
(1)広く協力者及び団体からの有志を募り、募金を集める。
(2)募金の管理を行う(銀行口座及び郵便口座で行う)
(3)被災地と連絡をとりあい、必要支援物資の購入、現地への搬入、その他諸手続きに応じる。
(4)被災地の状況及び会の活動状況を記録し、ネットワーク農縁短信やホームページなどで報告する。
(5)地震災害支援組織や公共機関との連携・協力を行う。

5. (会員)
会員は東日本地震災害の被災者や被害農地を支援するという強い意志を持って募金活動を行う個人・法人及び団体とし、ボランティアでの活動とする。但し、家族・親族のオブザーバー参加を認めるとする。

6. (情報管理)
会員は本会で知り得た情報及びプライバシーに関する事項は、他に漏らしてはならない。

7. (役員及び運営委員)
(1)役員は 4名とする。役員が共同代表、広報を兼務する。
(2)役員の内1名が会計を兼務する。
(3)役員は、本規約の改廃、会の解散を含む本会の目的に鑑みて重要な事項の審議、議決を行うこととする。
(4)本会に参加する経緯、地縁などに基づく各々活動単位ごとに、正副の運営委員を置く。運営委員は役員がこれを兼務することがある。
(5)運営委員は本会の諸活動において、活動単位を統率する。
(6)監査役を1名選任する。

8. (役員会及び運営委員会)
(1)役員会は、前条の 4名にて構成し、共同代表の招集に応じて開催する。
(2)運営委員会は、役員及び運営委員で構成し、共同代表の招集に応じて開催する。
(3)尚、役員会は前条の示す役員の、運営委員会は前条の示す役員と運営委員の総数の2/3以上の出席をもって成立とする。

9. (入会)
入会は、本規約、活動内容などを理解した上で、所定の様式に下記事項を記入し役員に提出するものとする。
〔作成日・氏名・住所・電話番号・メールアドレス等本人の確認と連絡に関する項目〕
本提出資料は、会員本人の確認と連絡のみに使用し、退会又は本会の解散時には、役員が責任を持って破棄するものとする。

10. (退会)
退会は、口頭又は文書の提出をもって任意に退会できるものとする。この場合、再入会が出来るものとする。

11. (除名)
本会の名誉を傷つけ及び目的に反する行為を行った場合は、役員総数の2/3以上の議決により、除名できるものとする。

12. (募金)
募金は、東日本地震災害被災者および被害農地のための原状回復、もしくはそれに準ずるように至るまでの補助的な物質的援助、現地までの交通費、車両費、現地滞在費及び事務局経費にあてるものとする。

13. (会計)
(1)会計の報告は、監査役の監査を受けた後に、定期的にホームページ等で公表するものとする。
(2)事務局経費の支払いは、所定の様式で提出後、共同代表いずれかの承認を得るものとする。但し領収書の無いものについてはこれを支払わないものとする。

14. (余剰金の使途)
第3条の目的達成による余剰金は、東日本地震災害の経過が安定するまでの間(原則として 2年間)凍結し、安定後は役員会で協議の上、他の募金活動を行う個人・法人及び団体のために役立たせるものとする。凍結期間の 2年は、役員会で協議の上、延長することが出来るものとする。

15. (活動の終了)
本会は、本会の目的が達成された場合、会計報告をもって活動を終了するものとする。

16. (規約)
(1)本規約は、平成23年 3月20日から施行する。
(2)本規約は、必要に応じ役員の全員一致のもと、変更することが出来るものとする。


以上



関係各位様

別紙活動のための振り込み口座を開設しました。
申請した名称は、『ネットワーク農縁東日本大震災復興支援募金の会』です。
代表者は、髙橋 保廣

名称が長いので口座名に入りきれませんでした。
ゆうちょ銀行の計らいで次のようになりました。

銀行名:ゆうちょ銀行
口座名:ネットワークノウエンヒガシニホンダイシンサイフッコ
記 号:18570
番 号:5130031

ゆうちょ銀行以外の金融機関からの振込みの場合
店名:八五八(読み ハチゴハチ)
店番:858
貯金種目:普通貯金
口座番号:0513003




ネット農縁会員のみなさん! そして全国の皆さん!

私達、ネットワーク農縁消費者側は、生産者側が起ち上げた「ネットワーク農縁東日本大震災復興支援募金の会」の趣旨に賛同し、この会の募金活動を積極的に応援することにしました。
何とか日常をしのげる余裕が出てきましたら、地震被災者・被災地原状復興支援募金へのご協力をお願い致します。


2011年3月15日火曜日

【震災アクション】ネットワーク農縁・新庄の地震・津波被災者への支援活動

ネットワーク農縁・新庄の地震・津波被災者への支援活動

代表・高橋保廣




3月15日
積雪1.3mの新庄です。娘の嫁ぎ先の宮城県亘理町に、連絡が途絶えたので心配の余り行ってきました。
12日でしたが、途中道路はひび割れ、陥没あり、崩れあり、電柱は倒れ、姿を見るまでは・・・・。
娘は黒い壁が押し迫る津波を見て、2階屋根の上に逃れ、難を免れましたが,他の介護師仲間は津波に飲まれ、現在も行くえ知れずとのことでした。自分も現場に行ってきましたが、ただただ、恐ろしい風景でした。
なくなった人のご冥福を祈るのみです。昨日13日は、一般人は交通規制で入れなくなっています。

3月21,23,25日
支援物資を届けに連日動いています。
3月21日、入谷地区(南三陸町、旧志津川町)、23日、陸前高田市、25日、石巻市と被災地の惨状を見、被災された皆さん方と直に話をし、何が必要なのか、自分は今何をすべきか、そんな強い思いに動かされている自分がいることに気がつきます。
帰りの車の中で、ガンバレヨガンバレヨと声を出し、涙があふれるのを抑えることが出来ません。
そうだよなあ、あの瓦礫の中には、兄弟が、親が、家族が未だ発見されずにいるんだもんなあ。
被災された3家族・8名の方が、今、我が家の家族と一緒の生活をしています。
東京の仲間からも支援物資を届けてよと、毎日送られてきます。
仲間と炊き出しも準備中です。この支援運動は長くなります。皆さん方のこころの支援をよろしくお願いします。

4月4日
気仙沼市の浜見山に農縁の仲間と行ってきました。山形の芋煮汁を食べてもらいました。他にはろうそく、長靴、カップラーメン,軍手、ヤカン、茶碗類、カセットボンベ、ガソリン、軽油等をもっていきました。

4月4日
被災されている現状を、より多くの人に知ってもらい、支援のこころを拡大できればよいと思っています。
そのようなことで、今回は若い農業後継者の息子達をも連れて行きました。
被災された皆さんと別れる際、男同士の強い握手で、お互い目で語り、思いを共有し、涙する場面も多くありました。
みなさんの心の支援をよろしくお願いいたします。

現地の代表者のメッセージをいただきました。

”皆様の心に感謝いたします。”紫会館避難所代表・鈴木武雄


4月11日
石巻市市役所に支援物資を届けに行きました。米150kg、卵400個など。恵愛病院では津波による院内のドロ排除作業のボランティア活動と支援物資を届けました。米150kg、卵900個、バラの花500本。

4月19日(阿部文子)
仙台市青葉区六郷中学校体育館に180名、JA会館その他役所関係などに避難している550名の方たちに、炊き出しを行いました。
メニューは牛丼で、大変喜ばれたそうです。