2011年2月11日金曜日

TPP加入反対訴え トラクターなど15台が神戸に



神戸の街をトラクターの行列が走りました。

 貿易のあらゆる関税を撤廃しようという、TPP(環太平洋経済連携協定)への参加に強く反対する農業団体などのデモ行進です。

 神戸市役所前を出発するトラクターの行列。

 これはTPP参加に反対する農業関係者や消費者団体のデモ行進です。

 神戸の繁華街をトラクター3台、軽トラック12台がゆっくりと並んで走ります。

 「TPP、環太平洋経済連携協定は、今年6月を目途に、交渉参加について結論を出します」((菅直人首相)

 TPPは、加盟国の間で全ての品目の関税を原則、撤廃しようという協定で、政府が参加を検討しています。

 「食の安全をおびやかすTPP反対!」(デモ行進)

 しかし、海外の安い農産物が入ってくることで日本の農業が衰退すると農業関係者からは反対の声が相次いでいます。

 デモにはおよそ180人が参加し、三宮から元町までのおよそ500メートルをトラクターとともに行進しました。

 「日本の農業は、はっきり言ってつぶされる。オーストラリアやアメリカは農業規模が全然ちがう。東南アジアから(農産物を)輸入してくると米ひとつとっても安く入ってくる。とても太刀打ちできない」(兵庫県農民運動連合会 永井修会長)

 団体は日本の農家がつぶれれば食糧自給率が下がり、消費者の食の安全が脅かされるとして反対の署名などを行うということです。

MBSニュース(01/31 19:07)

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