2011年1月16日日曜日

さわのはなの生産者からのメッセージ 2011年1月16日

無農薬・無化学肥料の「さわのはな」を作っているお百姓さんたちのメッセージです。


今年もよろしくお願いします ネットワーク農縁新庄生産者一同




【 今 田 多 一 】
●正月には恒例により、親戚を回る。「冬の間、何しているか」、「いくらの手間賃になるか」、「○×さんがなくなった」とか、「□△さんも介護施設に入った」とかの世間話になる。その中で農地移動の話もあった。私の集落はまちの中心部から離れているため農業依存度の強い地域だと思っていたが、揺れてきている。やる気をなくしている。ここ数年ずっと米価の下落が続き、一昨年、政権交代でいくらか情勢が良くなるかと期待したが、あてがはずれたこと。そしてTPPによる例外なき貿易自由化の話に
「もう、こりゃダメだ」。
米作では暮らしが成り立たない、とあらためて自覚を促された。




【 高 橋 保 広 】
● あけましておめでとうございます。年が明けたと思ったらもう1月中旬。暮れのドカ雪から、日中1℃、猛吹雪、屋根の雪下ろし中の事故など新聞報道も多くなりました。寒くて不自由な生活ですが、雪国の暮らしです。厳しい冬なればこそ春の芽吹きの勢いがいいのも確かです。皆さんに支えられてネットワーク農縁もまる16年目。それに伴い、我々生産者も60台になってきています。気持ちは皆若いのですがそろそろ次の世代に …と思っているのも事実です。TPP、10年後を見据えた貿易自由化など、これからの日本は課題山積のようです。ただ農産物の安心安全には消費する側、生産する側の「相互扶助」の中に生れ、必要不可欠と強く思い当たる人たち、仲間たちとつながっていると思っております。経験の中で得た思いを次世代へ。今年は若い人たちとの交流が多くなるような気がしています。皆さんと共にずーっと楽しく生きられる関係づくりを次の世代に伝えられる、そんな年になれば … 。今年もよろしくです。




【 星 川 公 見 】
● めまぐるしい程に変化する世の中ですが、穏やかに優しさを忘れることなく、大切なものを守り続ける年にしたいと思います。簡単ですが、これを今年の抱負にしたいと思います。本年もよろしくお願い致します。




【 遠 藤 敏 信 】
● 昨年、「新庄大豆トラスト」圃場の一画を日新小学校4年生(130人)が総合学習の一環で種まきと生育観察を行い、収穫した豆でとうふを作って食べたことは11月の短信に書いた。このほど大豆に関わって学んだこと、付き合ってくれたことへの感謝を綴った感想文集が届けられた。子どもたちの役に立てたことを率直にうれしく思う。昨年、大豆トラスト全国交流集会が新庄で開かれたことは意味深い。

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